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《FA捕手情報⑦》メッツがジェームズ・マッキャン獲得

 

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《FA捕手情報》 第7弾 

 

マッキャン争奪戦、メッツが契約に合意

 

先日も《FA捕手情報》第4弾でフリーエージェント(FA)選手たちの動向を紹介したが、現地12月12日(日本時間13日)、メッツがマッキャンと契約に合意した。球団側からの正式発表はまだないが、複数のメディアが報じている。

 

契約内容は4年総額4000万ドルで、総額では今オフの最高額。契約期間は4年で、サインボーナスを含めた総額は4000万ドルを超えるという。

 

 

パズルのピースが埋まってきた

 

MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによるとフィリーズの空席だった編成本部長に実績のあるデーブ・ドンブロウスキー氏が就任したことにより、フィリーズがジェームス・マッキャンの争奪戦に加わる可能性があると報じていたが、その動きを制するようにメッツが契約を優先したのかもしれない。

 

メッツは今オフ、すでに救援右腕のトレバー・メイを2年1550万ドルで獲得しており、マッキャンはそれに続く補強となる。

 

今後の補強ポイントは先発投手と中堅手で、トレバー・バウアーやジョージ・スプリンガーといった今オフ注目FA選手たちの争奪戦に加わるものと考えていいだろう。少しずつストーブリーグも動いてきた。パズルのピースが欠けると、それを埋めるようになるからだ。

 

 

注目のリアルミュートはどうなるのか?

 

結局、フィリーズも「無い袖は振れない」ということかもしれない。マッキャンを獲得したことで、補強資金に余裕ができた。そうなれば今オフ注目のFA捕手J.T.リアルミュートの契約はどうなるのか?

 

メッツとの契約が有力視されていたが、マッキャンの契約合意でフィリーズとの再契約が有力になってきた。エンゼルスの名前も挙がっている。

 

リアルミュートは29歳で、通常なら35歳ぐらいまでの5~6年間で1億ドル(年平均2000万ドル)ぐらいの契約になりそうだったが、今季は、新型コロナウイルスの影響により無観客開催となり、各球団が財政面で大きなダメージを受けた、来季の見通しも不確定で、ここまで大型契約は皆無だった。

 

 

想定される契約内容

 

リアルミュートの契約内容を予想してみた。考えられるのは5年契約の2年目終了時にオプトアウト条項を盛り込んで、選手が契約を放棄して他球団と交渉できる条項を盛り込んでおくことだ。29歳だから、31歳ぐらいに契約を見直すことができる。

 

①たとえば21年2500万ドル、22年2500万ドル、23年1500万ドル+オプトアウト、24年1500万ドル、25年1000万ドルの5年総額9000万ドル。年平均1800万ドルで22年終了後にオプトアウトできる余地を残しておく。

 

②それか、球団が有利になるので選手には受け入れがたいが、21年1500万ドル、22年1500万ドルと最初は安く抑えて、3年目以降、5年目終了まで2500万ドルと大幅にアップする契約。ただし、2年目終了後に球団オプションを盛り込む。そうすれば球団は数年間安い年俸で選手をキープできる。

 

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下記は2020-21年オフにFAになる代表的な捕手たちだが。リアルミュートの評価は高いが、ここではホワイトソックスからFAのジェームズ・マッキャンに注目している。過小評価されている捕手だ。

 

ほかにはレジェンド、ヤディアー・モリーナのカージナルス残留か気になるところだ。ニューヨークの2球団とカージナルス残留の線が濃厚だ。

 

 

 

ジェームズ・マッキャン(30歳/ホワイトソックス、540万ドル、2020WAR1.5

 

昨年のオールスターゲームにも選出されたジェームズ・マッキャン(18本塁打OPS.789、20年490万ドル)。グランダルの獲得で、控えに回ることも多かったが、今季も捕手のカテゴリーではトップクラスのWAR1.2をマーク。

 

31試合、打率.289、7本塁打、15打点、出塁率360、OPS.896の数字を残した。守備ではメジャー7年間で盗塁阻止率359をマーク。過去4年間連続で、この分野でトップ10に入っている。

 

MLB全体を見渡しても打てて守れる捕手は少なく。当然、ニーズは多い。ホワイトソックスが再契約に失敗すれば、FA捕手の中では注目の選手になる。ア・リーグではDHとしても起用できるので複数の球団が欲しがるだろう。

 

メジャーリーグ公式サイトでメッツの番記者アンソニー・ディコーモは現地9日(日本時間12月10日)、メッツがジェームス・マッキャンとの交渉を継続していると伝えている。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールはメッツとの契約合意が近付いていることを報じていたが、まだ合意には至っていない。

 

ほかにはアストロズエンゼルス、レンジャーズ、インディアンスなどが正捕手を必要としている。

 

 

J.T.リアルミュート(30歳/フィリーズ、2020WAR1.7

 

2019年2月8日にホルヘ・アルファーロ、シクスト・サンチェス、ウィル・スチュワート及びインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)とのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍した。今季は調停の公聴会を経て単年1000万ドルで決着。(短縮シーズンで実質は$3,703,704)。今季は11本塁打OPS.840。

 

フィリーズのジョン・ミドルトン・オーナーは、今オフにFAになったリアルミュートと再契約することがフィリーズの最優先課題であることを明言している。クオリファイングオファーも拒否された。春の年俸調停でも見られたようにリアルミュートの要求額が想定以上に大きければ再契約は困難になる。

 

下記は2020-21年オフにFAになる代表的な捕手たちだが。リアルミュートの評価は高いが、ここではホワイトソックスからFAのジェームズ・マッキャンに注目している。過小評価されている捕手だ。

 

ほかにはレジェンド、ヤディアー・モリーナのカージナルス残留か気になるところだ。ニューヨークの2球団とカージナルス残留の線が濃厚だ。

 

残っているFA捕手たち

NAME(年齢/20年所属)20年年俸、2020WAR

※WARはfWAR

 

ウイルソン・ラモス(33歳/メッツ)1000万ドル、0.2 Club Option

 

ヤディアー・モリー(38歳/カージナルス)2000万ドル、0.5

 

タイラー・フラワーズ(35歳/ブレーブス)400万ドル、0.4

 

ジェイソン・カストロ(33歳/ツインズ)685万ドル、0.3

 

アレックス・アビラ(34歳/ツインズ)425万ドル、0.2

 

カート・スズキ(37歳/ナショナルズ)600万ドル、0.0

 

ジョナサン・ルクロイ(35歳/フィリーズ)150万ドル、0.0

 

マット・ウィータース(35歳/カージナルス)、-0.0

 

サンディ・レオン(31歳/インディアンス)、-0.1

 

オースティン・ロマイン(31歳/タイガース)180万ドル、-0.5

 

 

 

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