MLB球団人事
新オーナーが就任し、「改装大開店」の活発な補強が期待されているニューヨーク・メッツだが、空席だったゼネラルマネージャー(GM)にダイヤモンドバックスGM補佐ジャレッド・ポーター氏が就任することをESPNのジェフ・パッサンが伝えている。正式発表はまだない。
Jared Porter is working on a deal to be the new GM of the New York Mets, sources tell ESPN.
— Jeff Passan (@JeffPassan) December 12, 2020
A longtime executive in Boston, Chicago and Arizona, Porter is immensely respected around baseball and has been seen as a future GM for years. He gets his shot with the ascendant Mets.
ブロディ・バンワゲネンGM解任後の後任人事
ヘッジファンドマネジャーで大富豪のスティーブ・コーエン氏が11月3日、オーナー会議での承認などを経て正式にメッツのオーナーに就任したが、その直後に行ったのが、ブロディー・バンワゲネンGMの解任だった。
コーエン新オーナーは「市場で大盤振る舞いをするつもりはない。大金を費やして5年間不利な契約に縛られることもある。私は慎重にいきたい」と手堅く運営していく姿勢も示していたが、チーム編成や補強の陣頭指揮を執る新GM職は、決まっていなかった。
メッツ新GMの最終候補者
サンディ・アルダーソン球団社長を支えるメッツの新GMには最終候補者として4人の名前が挙がっていた。
②ジャレッド・ポーター(ダイヤモンドバックスGM補佐)
この中からジャレッド・ポーターが選ばれた。
カブスの新たなGMの最有力候補として名前が挙がっていたポーター
MLB公式サイトによるとポーターは、02年に大学生のサマー・リーグであるケープコッド・ベースボールリーグでインターンとして働き始め、04年にインターンとしてレッドソックスに加入。
春季キャンプ地の職員、選手育成部門のアシスタント、プロスカウト部門のコーディネーター、プロスカウト部門のディレクター補佐を経て、12年からはプロスカウト部門のディレクターを務めた。
フロントオフィスの一員としての実績も多く。カブス時代の2016年には、セオ・エプスタイン編成本部長の下で、ワールドシリーズ制覇を経験。レッドソックス時代の04年、07年、13年にも世界一を経験している。
▼追記
メッツは日本時間12月14日、ダイヤモンドバックスでGM補佐を務めていたジャレッド・ポーターが4年契約でGMに就任することを正式に発表した。
Welcome to New York, Jared Porter!
— New York Mets (@Mets) December 13, 2020
He has been named the team’s 14th General Manager in franchise history. #LGMhttps://t.co/F9RLbW0r4R