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大谷翔平 メジャー通算日本人最多の176号本塁打!「新たな歴史を開拓」

 

 ドジャース大谷翔平が日本時間22日、本拠地でのメッツ戦で8試合ぶりにホームランを放ち、メジャーリーグ通算の本塁打数を176本として、日本選手の最多記録を更新した。

 

大谷翔平NEWS  

 



大谷翔平が“ゴジラ”を超える

 

 大谷は「2番・DH」でスタメン出場。第1打席は変化球にタイミングを外されて空振り三振。

 

 メッツの先発は右腕のエイドリアン・ハウザー。多くのファンが待ち望んだ ゴジラ超えの一発が出たのは3回一死一塁だった。

 

 

 

 

 ハウザーの1ストライクからの2球目、真ん中の81・7マイル(約131・5キロ)のスライダーを捉えた。当たった瞬間に確信歩き。

 

 打球角度30度、打球初速度110マイル(約177キロ)の豪快なアーチをカリフォルニアの青空に打ち上げた。飛距離423フィート(約128.9メートル)だった。

 

 

 

 大谷の今季第5号は、今月12日の試合で175本目を打って以来、8試合ぶりの本塁打で、メジャー通算の数を176本とし松井秀喜氏を抜いて日本選手の最多記録を更新した。

 

 ドジャースファンは総立ち、相手のライトは一歩も動かなかった完璧なショットだった。

 

 ドジャースタジアムの電光掲示板には「176」の数字が表示され、大谷選手を祝福した。

 

 MLB公式サイトは「大谷が松井を抜いて日本生まれのMLB選手で最多本塁打となった」と速報した。

 

 大谷は「早く打ちたいと思っていたので、まず打てて安心と喜びとどっちもあるかな」。試合直後、現地放送局のインタビューに答えた。チームが連敗を止めたこともあり、安堵の表情を浮かべていた。

 

 ドジャースで5本目のホームランとなり、野茂英雄氏を抜いて日本生まれの選手では沖縄生まれのロバーツ監督の7本について2位になったが、この記録を抜くのは時間の問題だろう。

 

 

 

 

 ロバーツ監督は大谷選手のホームランについて「彼は『次は私の番だ』と言ってきた」と大谷選手とのやり取りを明かし、笑顔を見せたという。