レッドソックスは日本時間29日、傘下マイナーAAA級ウースターから上沢直之投手をアクティブ26人枠に昇格させた。念願のメジャー昇格を果たした上沢は、同日、本拠地で行われるカブス戦の前にチームに合流。背番号は「39」。
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上沢はポスティング制度を利用してレイズとマイナー契約を結んだが、開幕ロースターに残れないことが決まったため、チャンスを得られる他球団への移籍を希望。3月下旬にレッドソックスへトレード移籍していた。
レッドソックスは、ルーカス・ジオリト、ブライアン・ベヨ、ニック・ピベッタ、ギャレット・ウィットロックと先発ローテーションに故障者が続出。
上沢の起用法は未定だが、先発ローテの一角として登板するチャンスがありそうだが、先ずはロングリリーバーとしてブルペン待機しているようだ。
上沢は今季、マイナーAAA級で3試合に先発して15イニングを投げ、2勝1敗、防御率4.80、奪三振率10.20、与四球率2.40を記録。
直近の登板は日本時間4月22日の試合で、レイズ傘下マイナーAAA級ダーラムを相手に5イニングを投げ、被安打5、奪三振7、与四球1、失点1と安定したピッチングを披露し、レッドソックスの台所事情もあって昇格のチャンスをつかみ取った。
For those looking to see some film of Naoyuki Uwasawa, this was his first start for the WooSox.
— Tyler Milliken ⚾️ (@tylermilliken_) April 28, 2024
He’s coming off his best outing of the year with 5 innings of 1 run ball against the Rays.
4.80 ERA/4.42 FIP over 3 starts. 26.2 K%, 6.2 BB%. BAA is .254.
pic.twitter.com/grLq5pqd2A
念願のメジャー昇格を果たした上沢は「「短い期間で移籍もあり、初めての米国で色々経験させてもらっています。人生の中でも、短時間に色々覚えなきゃいけないことがあった。チームごとに指導法も違う中でアジャストに色々戸惑いもあったけど、ようやく来れました」とメディアからの質問に答えた。
さらに「やっとスタートラインに立てた。ここから勝負しないと。うれしいというよりか、気は引き締まった感じがします。ここから結果を出さないとどうにもならないので」と、率直な気持ちを語っている。
レッドソックスはマリナーズやドジャースと並び多くの日本選手たちが実績を残してきたチーム。上沢に関しても故障者続出の投手陣の“救世主”になってくれることに期待したい。