MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平 今季29号 メジャー通算200号本塁打到達

 

世紀のスパースター大谷翔平にとっては単なる通過点だが、日本時間7月14日、節目になるメジャー通算200号本塁打を記録している。同時に日米通算250号まで残り2本となった。

 

 

大谷翔平NEWS  

 

 

 

敵地デトロイトに乗り込んだ3連戦のGAME2は、最終回にドジャースブルペン陣が崩壊し、5点リードを追いつかれる展開で延長の末、11対9でサヨナラ負けというお粗末な試合だった。

 

そんな中でも大谷は、チームをけん引する活躍だった。ここではその活躍を中心に紹介する。

 

試合が行われたタイガースの本拠地「コメリカパーク」は、昨年、大谷が「伝説の1日」とも言われる投打で大活躍を見せた相性の良いボールパーク

 

前日の試合で9回に決勝二塁打を放った大谷だったが、「1番・DH」でスタメン出場したこの試合でも初回からライト線に今季4本目の三塁打で得点機を演出。3番フレディ・フリーマンのファーストゴロで先制点のホームを踏んだ。

 

1対2と逆転されて迎えた3回の第2打席は無死二塁の場面で、変化球にタイミングが合わず空振り三振に倒れた。

 

2対2の同点で迎えた5回は先頭打者として第3打席に立ち、甘く入った変化球を引っ張ってライトポール際に6試合ぶりの29号勝ち越しソロ本塁打をマークした。

 

 

これがメジャーリーグ通算200号本塁打で、7年目のシーズン前半戦(通算797試合)で節目の記録に到達した。

 

 

米データサイト「ベースボール・リファレンス」はホームランの直後に公式Xを更新。MLBにおける最初の 800試合で、200HR、500打点、100盗塁以上を記録した唯一の選手」とポストした。

 

また、このペースで本塁打を打つとシーズン48本塁打になるペースで両リーグでの「本塁打王」獲得も見えてきた。

 

プロ野球日本ハム時代には48本の本塁打を打っているので日米通算250号まであと2本とした。

 

6回の第4打席は無死一塁三塁のチャンスでアウトコースの低めのカットボールを打ちセカンドゴロだったが、三塁走者が生還して打点をマーク。

 

8対4とリードの8回の第5打席は四球で塁に出たあと二塁へ今シーズン23個目の盗塁を成功。

 

延長10回、一死二塁の場面で第6打席が回ってきたが申告敬遠で勝負を避けられた。

 

この試合での大谷は4打数2安打2打点、四球2、盗塁1。これで今季の打撃成績は打率.314、29本塁打、69打点、OPS1.037となっている。

 

大谷は、この29号本塁打で今シーズンの長打数を56本とした。(二塁打23本、三塁打4本、本塁打29本)

 

これはオールスターゲーム前までに打った長打の数としては、1940年代から60年代にかけて活躍し、アメリカ野球殿堂入りも果たしているデューク・スナイダー氏が1954年に打った55本を更新し、ドジャースの球団歴代最多の記録だということだ。

 

大谷翔平の年度別本塁打

2018年 22本

2019年 18本

2020年 7本 短縮シーズン

2021年 46本 MVP

2022年 34本

2023年 44本 リーグ本塁打王(終盤の25試合欠場)

2024年 29本(93試合出場)