MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平の30-30達成!投げないから走ることに重点を置いてきたシーズン

 

大谷翔平が日本選手として初となるメジャーリーグで30本塁打以上で30盗塁以上の「30-30」を3番目の速さで達成している。「40-40」は確実に視野に入ったが、史上初の「50-50」の可能性も見えてきた。

 

大谷翔平NEWS  

 



 

すでに今季33本塁打をマークしている大谷だったが、この日は3盗塁をきめて一気に大記録を達成した。

 

アスレチックス戦に「1番・DH」でスタメン出場した大谷は、自身初となる1試合3盗塁をマークして108試合目の出場で大記録を達成した。

 

「30-30」は、ドジャースでは1997年と1999年のラウル・モンデシー、2011年のマット・ケンプに次いで3人目(4度目)の快挙となった。

 

 

 

 

108試合目での「30-30」は史上3位タイのスピードらしい。この日の大谷は5打数2安打で1四球3盗塁の活躍で今季の打撃成績は打率.309、OPS1.027となった。これはシーズン48本塁打、45盗塁のペースでメジャー史上6人目という大記録「40-40」も視野に入ってきた。

 

「40-40」はホセ・カンセコ(1988年)が達成して以来、過去には1996年のバリー・ボンズ、1998年のアレックス・ロドリゲス、2006年のアルフォンゾ・ソリアーノ、2023年のロナルド・アクーニャJr.の5人しかいない偉業だ。

 

ドジャース・ロバーツ監督のコメント

このまま故障なくシーズンを完走すれば到達可能だが、

 

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「ワオ、すごいね。この偉業はみなさんも見ての通り、春のキャンプ中の準備からスタートしました。今季は試合で投げないから、走ることに焦点を置きました。ブランドン・マクダニエル以下のパフォーマンス担当のスタッフが身体にフォーカスして、体調を良好な状態に保ってきた。だから足を制限なく使い、自由に走れている。彼はもちろんホームランを打てる。だからキャンプ時から彼のレーダーには40(本塁打)-40(盗塁)が入っていたと思う。彼とクレイトン・マッカロー一塁ベースコーチが良い関係を築いて、投手の癖の情報を交換したり、2人はとてもいい信頼関係にもある。今季ヤンキースのジャッジが良いシーズンを送っているが、大谷は足を絡めて、唯一無二の存在になっている」と、大谷は、投げないシーズンだから「走る」ことに重点を置いて春からトレーニングしてきたことを明かした。

 

何度も書くが、無事にシーズンを完走してくれることが大前提だが、その上で目標である「40-40」に到達してほしい。今の大谷翔平なら可能だろう。そうすれば間違いなくリーグMVPだ。

 

 

▼記事参考

大谷翔平の走塁の師が語る走塁の進化「より自信を持って走るようになった」40―40は「確実に近づいた」― スポニチ Sponichi Annex 野球