MLB メジャーリーグ物語

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大谷伝説再び 史上最速で「40-40」達成!劇的満塁サヨナラ弾で決める

 

ご存じのように大谷翔平MLB史上6人目、アジア系の選手として初となる『40-40』クラブに入った。本塁打、盗塁ともにあと1つと迫っていたが、アニメを見ているようだった。21世紀初頭に現れた伝説的プレーヤーが、また一つのマイルストーンを達成した瞬間だった。

 

大谷翔平NEWS  

 



 

4連勝中のドジャースは23日(日本時間24日)、ホームにレイズを迎えて3ゲームシリーズがスタート。

 

大谷はいつもの「1番・DH」でスタメン出場。第1打席はファーストライナー。4回の第2打席でショートへの内野安打を放ち、今季40個目の盗塁を決めた。この2塁ベースは回収されMLB公認シールが貼られた。

 

5回裏の第3打席はショートゴロ、7回裏の第4打席はセカンドゴロで凡退。

 

世界の大谷ファンが期待した瞬間が訪れたのは最終回の第5打席だった。

 

9回二死満塁、3対3の同点。大谷は右中間へ4試合ぶりの40号を自身初のサヨナラ弾で決めた。

 

 

 

 

初球84.3マイルのスライダーをとらえた打球は、打球初速105.1マイル(約169.1キロ)、飛距離389フィート(約118.6メートル)、角度35度で右中間スタンド最前列に吸い込まれた。この時の打球はファンの手を弾いてグラウンドに落ちた。

 

大谷のシーズン40本塁打以上はこれで2021年、23年に続いて3シーズン目。ご存じのように昨季はア・リーグ本塁打王のタイトルも手中にしている。

 

そして、史上最速の126試合目で史上6人目の40本塁打&40盗塁に到達。あっさりと偉業を達成してここからは未踏の領域に入る。「45-45」でも史上初。「50-50」ともなると果てしなく高い壁になる。

 

 

 

 

 

今季は打者専念の年だから達成できたとも考えられるが、来季からは順調にいけばTWP(TWO-WAY PLAYER)に戻るので「40-40」は厳しいかもしれない。メジャーキャリアの後半で打者に専念した時は、可能かもしれないが、30代中盤以降は年齢からくる体力の衰えもあって「盗塁数」は減るだろう。

 

 

 

 

それを考えれば今季が人類未踏の「45-45」を目指すチャンスかもしれない。

 

今日の大谷は、5打数2安打4打点の活躍で、今季の打撃成績は打率.292、打点92、OPS.992となった。本塁打はリーグトップ。打点ではブレーブスのマーセル・オズナに次いで2点差の2位。

 

チームの勝利はもちろんだが、打撃タイトル獲得に向けてこれまで以上に大谷の打席から目が離せない。