大谷翔平投手が前人未到の領域「45-45」に到達した。右ひじのリハビリのため今季は打者に専念しているTWP(TWO-WAY PLAYER)の大谷。ユニコーンは打撃に専念すれば打撃部門だけでもメジャー史上初の記録を塗り替える伝説のシーズンを創っている。
大谷翔平 伝説
大谷は日本時間7日、ホームでのガーディアンズ戦GAME1に「1番・DH」でスタメン出場。1点を追う6回一死、左腕マシュー・ボイドが投じたカウント1ボールから中寄りに入った88.8マイル(約143キロ)のシンカーを振り抜いた。
バックスクリーン左へ豪快な45号。打球初速111.2マイル(約179キロ)、飛距離413フィート(約126メートル)、角度38度のムーンショットだった。
SHOHEI OHTANI, FIRST MEMBER OF THE 45-45 CLUB
— Codify (@CodifyBaseball) September 7, 2024
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これで今季の本塁打数を45に伸ばし、すでに45をクリアしていた盗塁と合わせて、史上初の両部門での「45-46」に到達。この記録は、メジャーファンならご存じのように誰も成し得ていない前人未到の領域だ。
このままいくと本塁打はシーズン51発ペースで。2021年に記録した自己最多の46本塁打へ、あと1本に迫った。
さらに、2001年にショーン・グリーンが記録した49本塁打というドジャースの球団記録を移籍1年目から更新する可能性も出てきた。レギュラーシーズンは残り21試合。ハードルは高いが前人未到の「50-50」到達にも期待がかかる。
また、8月31日のダイヤモンドバックス戦以来、9月初の一発で3年ぶり2度目の100打点にも届いた。次の第4打席でも痛烈なライト前ヒットを放ち、シーズン160安打にも到達。大谷の160安打は2022年以来、2年ぶりの自己最多タイとなった。
この日の大谷は、4打数2安打1打点。今季の打率は.291、OPSは.993となった。
本塁打王争いでは2位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に8本差。打点でも、ウィリー・アダメス(ブリュワーズ)に並びリーグトップタイになり「二冠王」のタイトルを射程圏内に入れた。
ただし残念だったのは、ガーディアンズの強力投手陣を攻略できずチームが1対3で敗れたことだ。2位パドレスとのゲーム差が4に縮まった。