エンゼルス・大谷翔平が27日(日本時間28日)、本拠地にアスレチックスを迎えた今季最後の9連戦に「3番・指名打者」でスタメン出場。
大谷翔平NEWS
初回2死走者なしの第1打席にいきなり左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、自己最長を更新する12試合連続安打をマーク。
これで今季150安打に到達。大きくメディアに取り上げられているが「150安打」に達し、投球イニング数「153イニング」、「奪三振203」の個人記録を積み上げた。
続く第2打席はバットを折りながらもレフト前安打。マルチ安打は今季39回目。
本塁打を期待した第3打席は初球をはじき返すもファーストゴロで打球は上がらなかった。第4打席は空振りの三振だった。
大谷の「トリプル150」は当分の間、大谷翔平以外は破ることができない前人未到のスタッツだろう。
━━━━━━━━━━━━━━
— 【公式】ABEMA MLB (@MLB_ABEMA) September 28, 2022
【速報】#大谷翔平 選手、第1打席はツーベースヒット!
━━━━━━━━━━━━━━
ただいま生中継📡
◤#エンゼルス🆚#アスレチックス◢#アベマで毎日MLB#メジャーリーグ を今すぐ視聴👇
前人未到の領域「トリプル150」
「150安打以上」は、日本人野手では6人しかいないが、試合数の多いメジャーリーグではレギュラークラスの打者なら並みの数字だ。
「153イニング」もエース格のスターターならクリアしなければならないイニング数だ。2021年もメジャー30球団で55人の投手が150イニング以上を投げている。
ちなみに162イニングの「規定投球回数」をクリアしたのは39人しかいない。
ただし、「200奪三振」はなかなかできないグレードの違うスタッツだ。昨季も200奪三振以上は16人だけ。ダルビッシュ有も199だった。
大谷の打撃成績は打率.273、本塁打34、得点87、打点93、OPS.890。
これが14勝8敗、防御率.247、奪三振203をマークしている投手の打撃成績なのだから今さらながらビーストとしか言いようがない。
これだけでも「おつかれさま、ありがとう!」と声をかけてあげたいが、あとは、打者として「100打点+」に期待したい。シーズン100打点も昨季は18人しかいない。
大谷は93打点で、残り8試合で7にまで迫っている。
この日もチームは勝利したが、大谷の前に走者はなく、打点を稼げるシーンはなかった。大谷の前を打つ2番トラウトが4打数無安打で、そこで終わることが多かった。
ただし、打点は1試合で大きく増やすことができるので、本塁打数が40ちかくまでいけば100の大台に届くだろう。
明日のアスレチックス戦のGAME2は、エンゼルスがマイケル・ロレンゼン、相手が若手右腕のエイドリアン・マルティネスが先発予定。
マルティネスは、エンゼルス戦初登板だが、最近7試合で防御率6.15で奪三振も多いが与四球も多いタイプ。
本塁打は出なくても四球で走者をためて今日のように二塁打を放てば打点は稼げるだろう。大谷の得点圏打率は.326。チャンスは大いにありそうだ。