大谷翔平がTWP(TWO-WAY PLAYER)カテゴリーで前人未到の成績を残したシーズンだった。個人タイトルではリーグ「本塁打王」を獲得し、OPS1.066も両リーグトップだ。
大谷翔平NEWS
大谷翔平 出塁率、長打率、OPSでもリーグ1位
メジャーリーグは1日(日本時間2日)、レギュラーシーズンの全日程が終了し、ア・リーグ最多の44本塁打を放った大谷翔平の日本人選手初となる「本塁打王」が確定した。
大谷は球団の広報を通して「MLBでこれまで活躍された偉大な日本人選手たちのことを考えると、大変恐縮であり、光栄なことです。この目標を達成するのに協力してくれたチームメイト、コーチングスタッフ、ファンに感謝します」とコメントしている。
大谷は6月に月間自己最多の15本塁打を放ち本塁王争いで独走態勢に入った。
そしてシーズン終盤の9月4日(同5日)以降、25試合を欠場しながらも135試合の出場で2位に5本差をつけて栄冠に輝いた。
「本塁打王」は日本人選手として、またアジア系としてもの初の快挙だ。
打撃部門では、シーズン規定打席をクリア。打者として135試合に出場し打率.304、本塁打44、打点95、盗塁20、OBP(出塁率).412、SLG(長打率).654、OPS1.066の好成績をマーク。
OPS(出塁率+長打率)1.066はMLBトップ。OPS+184も脅威の数字。MVP争いで重要視される総合指標bWARも10.1でMLBトップだ。
投手成績は、23試合に先発登板して、132イニング、10勝5敗、防御率3.14、FIP4.00、WHIP1.061、奪三振167をマーク。
9イニング換算の奪三振率は11.4、同じく与四球率は3.8だった。
投球回数は故障離脱したので昨年の166イニングには届かず、規定投球回数はクリアできなかったが、メジャー初完封も記録している。
大谷は今オフにフリーエージェントの権利を獲得する。TWPとしてのカテゴリーだがプレーヤーとしては打者での期間が長いことが予想される。
マウンドを降りた場合でも打者として超一流のスタッツを残した今季は、契約更改イヤーとしては(肘の故障があったものの)最高の成績を残したと言えそうだ。
▽ア・リーグ
【首位打者】ヤンディ・ディアス(レイズ).330
【最多勝】クリス・バシット(ブルージェイズ)16、ザック・エフリン(レイズ)16
▽ナ・リーグ
【最多セーブ】デービッド・ベッドナー(パイレーツ)39、カミロ・ドバル(ジャイアンツ)39