MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

吉田正尚が久々の出場で1試合4安打 レッドソックスが21安打17得点でカブスに大勝

 

 レッドソックス吉田正尚外野手は日本時間28日、本拠地でのカブス戦に「6番・DH」でスタメン出場し、メジャー2度目の1試合4安打を放ち今季初めての存在感を示した。レッドソックスは21安打17得点の猛攻で大勝した。

 

 

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 6試合ぶりの出場となった吉田は、先頭打者として迎えた2回の第1打席に左翼フェンス“グリーンモンスター”を直撃弾で出塁。これが日本時間21日以来のヒットとなった。

 

 4回の第2打席は、カウント0-1から真ん中付近のカーブを捉え、1、2塁間を破るライト前ヒット。

 

 5回の第3打席は無死1、2塁のチャンスでサードゴロに倒れたが、7回の第4打席は、カウント1-1から内角のスライダーを引っ張り、セカンド強襲のライト前ヒット。今季初の1試合3安打を記録した。

 

 11点リードの8回の第5打席は、相手が試合をあきらめて野手登板のマット・マービスをマウンドへ送り二死1、2塁で高めボールゾーンのスローボールを捉え、左中間を破るタイムリ二塁打を放った。

 

 

 

 

 吉田は5打数4安打、1打点、3得点の大活躍。昨季6月16日のヤンキース戦以来、MLBでは自身2度目の1試合4安打を記録。不振だった今季の成績も打率.260、OPS.730に上昇した。

 

 開幕から指名打者のレギュラーとして試合に出てきた吉田だったが、主軸のラファエル・ディバース三塁手が腰痛の影響で守備につくことができず指名打者に。そうしたチーム事情で吉田は5試合連続でベンチスタートだっただけに今後の大活躍に期待したい。

 

 ブルペンデーだったレッドソックスにとっては嬉しい勝利。9番打者のセダン・ラファエラが7打点をマークしている。レッドソックスはレイズとブルージェイズが敗れたため14勝13敗で地区3位に浮上したが、地区首位のオリオールズとは4.0ゲーム差の開きがある。