MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平、反撃の16号ソロ 吉田正尚3安打 レンジャーズ5連勝

 

現地6日(日本時間7日)のメジャーリーグ大谷翔平所属のエンゼルス鈴木誠也所属のカブスと激突。エンゼルスが大谷の16号ソロ弾などをきっかけに逆転勝ち。

 

西部地区首位のレンジャーズが5連勝。東部地区では吉田正尚所属のレッドソックスが逆転勝ち。吉田は二塁打を含む3安打を記録している。

 

 

MLB2023  GAME DAY  

 

 

エンゼルスが鮮やかな逆転勝ち

エンゼルス大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、ホームでのカブス戦に「2番DH」で出場し、4回の第2打席に5試合ぶりの今季16号ソロ本塁打を放った。

 

大谷の本塁打は現地5月31日のホワイトソックス戦で14、15号と2打席連続アーチを放って以来で、6月に入ってからは5試合目で初アーチとなった。大谷は4打席で2打数1安打2四球だった。


これで今季の打撃成績は打率.276、16本塁、42打点、OPS.904となっている。チームのエース投手が本塁打、打点ともチームトップ。

 

 

 

 

試合はエンゼルス先発のタイラー・アンダーソンが2回に4点を献上して序盤で4点のビハインドだったが、大谷の4回の追撃ソロ弾で3点差。

 

そして5回、エンゼルスが相手のミスやマイク・トラウトのタイムリーなど打者一巡の攻撃で5点を奪い一気に逆転。

 

7回には1番テーラー・ウォードの7号ソロで1点を追加し、そのリードを6回から今季初登板のホセ・ソリアーノ、ジェイコブ・ウェブ、クリス・デベンスキーとつないで最後はカルロス・エステベスが2安打されたものの無失点に抑えて15セーブ目を挙げた。

 

この日は鈴木誠也との日本選手対決だったが、鈴木は第1打席で6月初安打を記録した。4打数1安打1四球で今季の打率.266、OPS.797。

 

 

好調レンジャーズ5連勝、アストロズ敗れる

 

なお、ア・リーグ西部地区首位のレンジャーズがカージナルスに6対4で勝って5連勝しているが、2位のアストロズブルージェイズに敗れて3位エンゼルスとのゲーム差は4.5に縮まった。

 

ブルージェイズは、先発右腕のケビン・ゴーズマンがアストロズ打線から13個奪三振の快投を演じて5対1と快勝。

 

 

吉田猛打賞、レッドソックスも逆転勝ち

 

 

 

また、吉田正尚所属のレッドソックスは、先発左腕のジェームス・パクストンが初回に2点を失ったものの、それ以降立ち直り7イニングで9三振を奪う好投。打線も8回に逆転して最後はケンリー・ジャンセンが締めて13セーブ目。パクストンは2勝1敗、防御率3.81。

 

この勝利でア・リーグ東部地区最下位のレッドソックスは借金生活を回避し、31勝30敗で何とか5割をキープしている。

 

なお、吉田は「2番レフト」で先発出場。今季4度目の1試合3安打以上の「猛打賞」を記録している。

 

これでマルチ安打6月で3度目。今季24度目。ガーディアンズのエース、2020年のサイヤング賞投手シェーン・ビーバーを攻略した3安打は見事だった。

 

吉田の打撃成績は打率.319でリーグ2位。OPS.895は大谷翔平に次いでリーグ5位になっている。