MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平 8試合ぶりの追撃8号HRも届かずエンゼルスは連敗

 

エンゼルスではよくあることだが、最終回に大谷翔平が追撃の8号2ラン本塁打で1点差に迫ったものの結局4対5で敗れた。大谷が投げても、大谷が打ってもチームは連敗。

 

やはり大谷は常勝軍団ドジャースが似合うような気がしてきた。

 

 

MLB2023 GAME DAY

 

また同地区対決に負け越したエンゼルス

 

エンゼルスは先日のレンジャーズ3連戦に続いて同地区ライバル3連戦を負け越した。

 

首位から4位まで混戦状態のア・リーグ西部地区。この日は2位のエンゼルスが直接対決で3位のアストロズに敗れ、首位レンジャーズが4位のマリナーズを下して首位と2位エンゼルスのゲーム差が3ゲームに開いた。

 

エンゼルス打線はアストロズ先発クリスチャン・ハビアーに6回11三振と歯が立たなかった。3回から8回まで無失点、三者凡退を繰り返した。

 

よほどアストロズに解析されて弱点を突かれているのだろう。しかし、そうしたアストロズの解析チームとデータに基づくコマンドを忠実に実戦している投手陣も優れている。

 

近代野球はトレーニング方法もそうだが、データ重視。解析力、分析力あるチームの方が強い。個人の能力だけでは勝てない。組織力も踏まえてエンゼルスにはそのあたりを充実させた方がいいような気がする。

 

大谷8試合ぶりの8号2ラン放つ

 

「3番・DH」でスタメン出場した大谷は、第1打席が空振り三振、第2打席センターフライ、第3打席空振り三振で上手く攻められていた。

 

 

ただし、ここからが大谷の修正力、対応力の優れたところ。9回の第4打席には相手のクローザー、ライアン・プレスリーの4球目82.1マイルのタテに割れるカーブを体勢を崩されながらも右中間スタンドまで運んだ。

 

あの鋭い変化のボールを捉えてあそこまで遠くに飛ばせる恐ろしい対応力。先月30日以来8試合ぶりとなる8号2ランだった。登板日の次の日に出る本塁打。この集中力、体力、自己管理能力。どれをとっても一流アスリートだ。

 

 

 

大谷の8号2ランは角度31度、打球102.6(約165.1キロ)、飛距離408フィート(約124メートル)だった。うまくすくい上げた技ありの一撃だった。

 

この日は4打数1安打(1本塁打)、2打点。今季の成績は打率.293、本塁打8、打点24、OPS.888になった。

 

2021年、22年は2年連続で5月に7本塁打をマークしているが、これが5月の1本目。今季は極端な守備シフトが禁止されたこともあって、本塁打より安打が目立つように感じるが、5月の本塁打量産に期待したい。