MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ネビン采配が功を奏して9回に逆転 エンゼルスが連敗止める

 

エンゼルスが土壇場の逆転勝利で連敗を2で止めた。ネビン監督の采配が的中した。

 

 

MLB2023  GAME DAY     

 

 

 

この試合で大谷翔平は「3番・DH」で出場したが無安打に終わった。ただ、打撃妨害(5度目)をを含む3出塁をマークしている。

 

今季は9回2死から逆転するなど「諦めない」粘りの野球が見えてきたエンゼルスだが、この試合でも9回にドラマが待っていた。

 

先頭のトラウトが二塁打で出塁すると、続く大谷は空振り三振に倒れたが、アンソニー・レンドンがライト前ヒットでつないで無死一、三塁と好機を拡げる。

 

 

ネビンが動いた!

 

次のレンフローが追い込まれると、ネビン監督は一塁走者のレンドンに代えてブレット・フィリップスを起用。そしてヒットエンドランを仕掛ける。

 

レンフローはセカンドゴロだったが、ガーディアンズ二塁手が本塁タッチアウトを狙ってスローイングするも、送球が一塁側へそれてトラウトが生還(記録は野選)。

 

これで同点。しかも代走のフィリップスは三塁へ進塁。続くブランドン・ドルーリーのセンターフライが犠飛になり、フィリップスは逆転のホームを踏んだ。

 

 

ネビン監督のフィリップス代走起用、ヒットエンドランという采配が相手のミスを誘い、逆転の犠牲フライに繋がった。

 

なかなかこんな逆転劇は見せてもらえない。5対4でエンゼルスが逆転勝ち。エンゼルスファンは歓喜したに違いない。そして連敗は止まり、13連戦の初戦を勝利で飾った。

 

大谷翔平は、四球、空振り三振、打撃妨害、四球、空振り三振で5打席2打数ノーヒット、2四球。今季の打撃成績は打率.289、出塁率.363、OPS.884となった。

 

エンゼルスの1点差勝ちは日本時間5月6日のレンジャーズ戦以来、今季7度目。9回の逆転劇は日本時間5月4日のカージナルス戦以来で2度目。今季の貯金は3になった。首位レンジャーズは勝っているのでゲーム差は3.5と変わっていない。

 

この3連戦は大谷が登板しないので、初戦を勝利したのは大きい。

 

なお、エンゼルス内野手ジェイク・ラムをマイナーに降格させてミッキー・モニアック外野手を昇格させた。当分の間、一、二塁などの内野手ジオ・ウルシェラ、ドルーリー、ルイス・レンヒーフォのユーティリティートリオで回すことになりそうだ。