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大谷翔平7号本塁打 スアレスが今季初勝利

 

稀代のTWO-WAY PLAYER(TWP)大谷翔平ブリュワーズ戦で4試合ぶりの本塁打となる7号特大ソロホームランを放った。試合は3対0でエンゼルスが快勝して3連戦3連敗を免れた。エンゼルスは4月を15勝14敗で勝ち越しを決めている。

 

大谷翔平NEWS

 



大谷滞空時間の長い7号ソロ弾放つ

 

大谷翔平は、3回2死の第2打席に先発右腕コリン・レイの初球のスライダーを捉え、バックスクリーンのはるか上に特大の7号ソロを放った。

 

4試合ぶりの一打は、打球角度39度、打球初速114.3マイル(184キロ)、打球飛距離413フィート(約126メートル)の滞空時間の長いムーンショットだった。

 

 

 

球団公式サイトによると、今季のメジャーでは最長滞空時間となる6.98秒をマーク。2015年に弾道追尾システム(データ解析ツール)のスタットキャストが導入されて以降では球団記録にもなった。

 

 

崖っぷちのスアレスが今季初勝利

 

ミルウォーキーでのブリュワーズ戦GAME3は、2回にジェイク・ラムの1号ソロで先制。3回に大谷翔平の7号ソロで2点をリード。

 

このリードを球種がバレないように投球動作のクセ(グラブの位置)を修正した先発左腕ホセ・スアレスが5イニング2安打無失点の好投。エンゼルスの投手陣が完封リレーで勝利した。


6回から今季初登板のLA出身クリス・デベンスキー三者凡退に抑えると、7回にルイス・レンヒーフォのタイムリーで追加点。7回以降はチェイス・シルセスマット・ムーアカルロス・エステベスとつないでブリュワーズ打線を完封した。


「3番・DH」でスタメン出場した大谷は、第1打席が空振り三振、第2打席にソロ本塁打、第3打席四球、第4打席セカンドゴロで3打数1安打1四球だった。連続試合安打も「5」に伸ばした。


今季の打撃成績は打率.294、出塁率.355、OPS.896となっている。


エンゼルスの指揮官ネビン監督は「スコアボードのどこかに当たるのを待ちわびていた。こんなことはめったに見られない。彼は特別で、われわれは彼と一緒に毎日何かを発見している」と大谷を称賛した。

 

エンゼルスは首位のレンジャーズとは2.5ゲーム差の3位。昨年ほど貯金がないのが気になるが、5月は地区で上位のアストロズやレンジャーズとの対戦があるので楽しみだ。