アストロズとエンゼルスの同地区ライバル対決4連戦のGAME3は、昨年王者のアストロズがエンゼルスと攻守で質の違いを見せ3連勝を飾った。大谷翔平の去就問題にもかかわるので明日のGAME4は王者相手に1勝だけでもしたいところだろう。
大谷翔平NEWS
見せ場は大谷のサイクル安打だけ?
大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地アストロズ戦に「1番・指名打者」でフル出場。
第1打席に右腕ハビアーを強襲する打球速度109.9マイル(約176.9キロ)のセンター前ヒットを放つと、1点を追う3回1死一塁の第2打席では右中間を111.2マイル(約179キロ)の痛烈なライナーで破る三塁打。
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大谷が今季3本目。右翼手が打球処理にもたついたが、大谷のスピードを生かした余裕のスタンディング・スリーベースヒットだった。
これで大谷は今季16度目のマルチヒット。サイクル安打への望みをつないだが第3打席はセカンドゴロ併殺打。
Double off the wall for Shohei 🦄@Angels | #GoHalos pic.twitter.com/wyDqtItLZl
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7回の第4打席は2番手ライン・スタネックから逆方向へレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打。これで3対7の4点差。この大谷の二塁打が口火になってエンゼルスは反撃の狼煙をあげ打者一巡の攻撃で4点をあげ2点差に詰め寄った。
① センター前ヒット
② 3塁打
③ セカンドゴロアウト
④ 2塁打
⑤ センター前ヒット
登板日の翌日というのを忘れてはいけない。サイクルのかかった第5打席は、4点ビハインドの9回表。センター前に4本目の安打。
惜しくも「サイクル安打」は逃したものの、今季2度目の1試合4安打をマークした。5打数4安打2打点で今季の打撃成績は打率.274、出塁率.348、OPS.888となった。
エンゼルスはこれで30勝30敗の勝率5割で地区3位タイ。首位レンジャーズとは8.5ゲーム差に開いてしまった。
地区優勝は無理でもワイルドカードでも上位3チームは勝率5割5分のラインを超えてきそうだ。
そうなるとエンゼルスは今年も消化試合が続く静かな9月になり「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と、物足りなさを吐露していた大谷翔平にとっては移籍問題が慌ただしくなるだろう。
個人的にはドジャースあたりに移籍してワールドチャンピオンに5度ぐらい輝いてほしい気がするので、移籍を希望しているが、エンゼルスファンにとっては100年に一度かそれ以上のスーパースターの移籍は耐えられないだろう。
まだまだ残り100試合以上ある。アストロズには4連敗でも良いが、気持ちを切り替えて次のカブス3連戦から始まる13連戦は同地区ライバルのマリナーズ3連戦、レンジャーズ4連戦が含まれているので、大きく勝ち越すことに期待したい。