MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平先発でもエンゼルスがアストロズとの同地区対決に連敗

エンゼルス大谷翔平投手は、敵地でのアストロズ戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場したが、6イニングで被安打9(被本塁打2)、与四球1、奪三振6、失点(自責点)5だった。

 

ア・リーグ西部地区4位のエンゼルスは同地区2位アストロズにエースの大谷翔平でも歯が立たず 同地区のライバル対決に連敗した。

 

しかし、これは予想通りで想定内。アストロズ相手にファンの期待は4連勝か3勝して勝ち越しだったが、王者は手強い。そんな甘くはなかった。

 

 

MLB2023  GAME DAY  

 

 

昨日13残塁で同地区対決GAME1を落としたエンゼルスだったが、GAME2は頼みのエースでも落とした。4連戦であと2試合あるので、巻き返しに期待したい。

 

昨年のワールドチャンピオン相手に格の違いを見せつけられた感じがした。

 

1回は野手の凡ミスから走者を背負って2ラン本塁打を浴びた大谷とマイク・トラウト本塁打性の当たりをフェンス際で好捕して救ったカイル・タッカーの外野守備。ここ一番の勝負どころでは、僅かの違いで勝敗は決まる。

 

この1回の攻防がすべてに出ていたように感じた。あくまでも結果論だが...

 

 

 

 

大谷は今季11試合目の先発登板。初回、ペーニャの内野安打と失策、暴投で1死三塁のピンチを招いた。いきなりエンゼルスに小さなミスがでた。エラー数ではMLB最多というスタッツ通りの弱点がここ一番でも出てしまうものだ。


ここで3番アルバレスにカウント2-2から真ん中に入ったスイーパーを右中間席へ運ばれた。これが先制2ランになり、いきなり2点のビハインドという試合展開だった。


大谷の被安打9は今季ワースト。今季の被本塁打は10になった。11試合で10だから悪くはないが、日本時間5月10日のアストロズ戦では7イニングで失点3、奪三振7だっただけに、よく分析、研究されたのだろう。

 

同じ相手に何度もやられないのがアストロズのような強いチームだ。

 


ただ、長いシーズンではこういう日もある。相手は世界王者のアストロズだから強いのは当たり前。その程度のダメージとして切り替えて応援したい。一喜一憂している暇はない。二刀流のユニコーンでも打たれる時もある。


エンゼルスは8回に2番手フィル・メイトンから2点を挙げたが9安打しても2点しか取れないのは悪い時のパターン。

 

得点のチャンスでMLB最多のWプレーに仕留められるなど拙い攻めで2対6で敗れた。

 

ただし、4番に入ったテイラー・ウォード外野手が3安打と復調傾向なのが救いだ。

 

 

 

 


投手大谷の成績は、6イニング107球(ストライク69球)、失点5、被本塁打2、奪三振6、与四球1。今季の防御率は2.91から3.30に多少悪化した。


打撃では4打数ノーヒットで1四球、2三振だった。今季の打率は.262に低下した。三振率がMLB平均以上になっているのが気になる。


エンゼルスは相手のエース左腕フランバー・バルデスに抑え込まれた。投げる球にはキレがあった。7イニングを無失点。バルデスはエースらしくゲームを作って今季6勝目。防御率2.14、WHIP1.03。

 

これでエンゼルスの貯金は1に減り、首位レンジャーズとのゲーム差が7.5、2位アストロズとのゲーム差が5に拡がった。

 

昨年の「悪夢の14連敗」にならないように残りの2試合で1勝でもしたいところだ。それでこの7連戦は3勝4敗になる。勝率5割以上はキープできる。