MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平がチームを救う決勝打で4連戦スイープ回避

 

大谷翔平が獅子奮迅の活躍で同地区対決3連敗中のチームを救っている。万年Bクラスのチームをプレーオフに導くことができるのか?大谷のFA移籍気になるなるが、それらも含めて今シーズンはエンゼルスポストシーズン進出争いに注目だ。当然それは大谷の去就にも直結してくるからだ。

 

 

MLB2023 GAME DAY  

 



昨年王者アストロズとの4連戦だったが、何とか1勝することができた。1勝3敗は俯瞰的に見て想定内の結果だ。

 

これでホワイトソックス3連戦も入れたビジター7連戦を3勝4敗で消化した。借金を増やすことなく、とりあえず最低限の5割をキープできたことは大きい。

 

エンゼルスは、相手先発J.P.フランスに6回1死までノーヒットと苦しんだが、6回に8番ルイス・レンヒーフォの同点3号ソロ本塁打で追いつくと、先発グリフィン・キャニングが6イニングを1失点と好投。

 

キャニングはこれで3試合連続のQSだ。防御率は4.47だが、ラスト3先発では7回無失点、6回3失点、6回1失点と安定感のあるピッチングを続けている。

 

このキャニングの好投が連敗を止めたキーポイントだろう。連勝した時は先発陣が踏ん張っていた。

 

ブルペン投手たちもクリス・デベンスキーがセットアッパーとして安定している。2イニングを投げても平気なクローザー、カルロス・エステベスの獲得はミナシアンGMの大きな成果といえる。

 

大谷は4打数1安打で貴重な1打点。これが決勝点で4連戦4連敗を回避できた。

 

ただし、マイク・トラウトがラスト7試合で打率.154、本塁打1、打点4。ラスト15試合でも打率.214とスランプ気味だが、打線は大谷、ウルシェラ、ドルーリーと好調をキープしている。

 

若手23歳のローガン・オホッピー捕手、高給取りのアンソニー・レンドンが負傷者リストに入っているのは誤算で残念だが、控えだったマット・サイスやチャド・ウォーラック捕手らがそこそこ活躍しているのは大きい。

 

 

エンゼルスは首の皮一枚でなんとかプレーオフ進出ラインにとどまった。そうポジティブに捉えたい。

 

もともと姉妹サイトでも1勝3敗でいけば今回の7連戦を3勝4敗で勝率も5割を切ることなく乗り切れることは伝えていた。

 

この試合の大谷翔平は「1番・指名打者」でスタメン出場し、1対1の同点で迎えた8回に決勝のタイムリ二塁打を放つ(そのシーンは下のツイッターで表示)など、4打数1安打1打点だった。

 

 

これで今季の打撃成績は打率.274、本塁打15、打点40、OPS.885となっている。本塁打と打点はチームトップ。日本が生んだ二刀流がチームの文字通り大黒柱になっているからファンとしては誇らしい。


エンゼルスは中1日を挟み、6日(日本時間7日)から本拠地でカブスと3連戦を戦いその後は同地区ライバルのマリナーズ、同地区首位のレンジャーズを迎え撃つ。13連戦になるが、ここからは連勝もはさんで貯金を殖やしたいところだろう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。