MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB2023】パイレーツが4月を首位通過!苦労人マッジも初安打

 

MLBの4月のトピックスとしてこのチームのことを紹介しておかなくてはならない。パイレーツがナショナルズとのダブルヘッダーを2試合とも制して4月終了時点でナ・リーグ(NL)中部地区首位に立っている。

 

 

MLB2023

 

4月は低予算のパイレーツとレイズが両リーグでトップ

 

これはNL東部地区を制した1992年以来となる好スタートだ。20勝はNL一番乗りで、勝率.714はア・リーグ東部地区トップのレイズに次ぐ勝率だ。

 

パイレーツはダブルヘッダーGAME1に43歳大ベテランの左腕リッチ・ヒルが7回途中まで3失点(自責点2)に抑える好投。ヒルは今季3勝目(2敗)。

 

この日3Aからメジャー昇格し、今季メジャー初出場となったミゲール・アンドゥハー外野手が2回に先制タイムリーを放つと6回には勝ち越しの2ランを放って3打数2安打、3打点の活躍。6対3で勝利した。

 

 

ダブルヘッダーGAME2は、ビンス・ベラスケスが6回無失点の好投。打線も繋がり6回終了時点で12対0とリード。最終回にはアンドゥハー外野手が2試合連続の2号3ランでダメ押し。16対1で勝利した。

 

2022年オフも巨額のフリーエージェント契約が話題になったが、両リーグでスモール・バジェット(低予算)のチームがトップに立っているのは面白い現象だ。

 

4月だけかもしれないが、両チームの今後の戦績にも注目していきたい。

 

苦労人ドリュー・マッジがメジャー初安打

 

シーズンオフもシーズン中もパイレーツが話題になることは少ない。

 

ただし、この男のことは触れておきたい。33歳345日で先日メジャーデビューした苦労人ドリュー・マッジが12点リードの7回無死3塁の場面で代打として登場した。

 

この代打起用がメジャー3試合目になったマッジは、高めに入ったスプリッターをセンター前に弾き返し、記念すべきメジャー初安打と初打点をマークした。

 

 

マッジはそのまま三塁の守備に就き、9回の第2打席ではレフト線へ初の二塁打を記録している。

 

日本時間4月27日のドジャース戦で悲願のメジャーデビューを果たしたマッジ。感慨深いこの初打席は三振に倒れたが、試合後には「人生でこんなに嬉しい三振はない」とメジャーデビューした喜びを語っていた。