筒香嘉智がフロリダ各地で行われているオープン戦「グレープフルーツリーグ」で、第1号本塁打を放った。
筒香嘉智が初本塁打
フロリダ州ブレデントンでの対フィリーズ戦に「4番・一塁」でスタメン出場した筒香は2回裏の第1打席で右腕アーロン・ノラの0-1からの2球目、やや外寄りの4シーム(90マイル)を右中間に運んだ。
Yoshi Tsutsugo home run! pic.twitter.com/MW7LBmDp3K
— Pittsburgh Pirates (@Pirates) March 24, 2022
アーロン・ノラといえばフィリーズのエース格。昨季は32試合で9勝9敗、防御率4.63、FIP3.37。順調にいけば開幕投手に指名される可能性がある投手だ。
4回裏の第2打席はファウルで粘りフルカウントから四球。5回裏の第3打席は見逃し三振。
この日は2打数で1安打、1打点、1本塁打、1四球、1三振だった。前日までの筒香の打率は.286だったが、これで打率は.333となった。
パイレーツはブルワーズからノンテンダーFAになった左打ちの長距離砲ダニエル・ボーゲルバック内野手を1年100万ドルで獲得したが、ボーゲルバックはDHに入り筒香が正一塁手になりそうな布陣だった。
貧打線のパイレーツ 筒香が打線の中軸になる可能性も
まだまだ、スプリングトレーニングのオープン戦で準備段階だが、相手のエース格から放った一発は、大きなアピールになるだろう。
昨季のパイレーツ打線はチーム本塁打数でMLB30球団中30位。得点数でも同30位、OPSで同28位だった。
主軸のブライアン・レイノルズ外野手は好打者だが、破壊力はないだけに筒香やボーゲルバックにかかる期待は大きい。
ブルージェイズの加藤豪将にも1号
先日は、ブルージェイズとマイナー契約を結び、NRI(招待選手)としてメジャーキャンプに参加している加藤豪将内野手が移籍第1号本塁打を放った。
ただ、NRIからメジャー40人枠には厳しい壁があるのも事実。メジャーで過去に実績のある選手(投手に多い)が1~2人ぐらい開幕メジャー登録できるぐらいだ。
今季の筒香に期待するもの
筒香は順調にいけば40人枠のメジャーリーガーとして開幕ベンチ入りを約束されている。今季は162試合ちかくに出場して30本塁打ぐらいは数字を残してほしい。