暫定合意した新ルール
メジャーリーグ機構(MLB)とメジャーリーグ選手会(MLBPA)は、2022年シーズンにエクストライニングのゴーストランナーを復活させるなど、いくつかの点で新ルールに暫定合意に達した。
https://t.co/pykb8jO4lF Exclusive: MLB and the PA have agreed to rules that include expanded roster, return of the ghost runner and 9-inning games for double-headers plus a rule for the whole CBA that right now will probably just impact Shohei Ohtani.
— Joel Sherman (@Joelsherman1) March 22, 2022
「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者が伝えているが、下記3点の暫定合意があったようだ。
①ロースター枠の拡大
②タイブレーク制
③大谷翔平ルール導入
▼ロースター枠が5月2日まで28人に
MLBとMLBPAは3週間半に短縮されたスプリングトレーニングを考慮して5月1日までに26人から28人のプレーヤーにロースターを拡大する暫定合意に達した。
99日間に及ぶロックアウトの影響でタイトになった日程に対応するために選手の健康と安全を考慮して1カ月限定でロースター枠を拡大、この期間は投手の登録人数にも制限はないが5月2日以降は26人ロースターに戻り、投手は最大13人までしか登録できなくなる。
▼タイブレーク制
また、過去2シーズン採用されていた延長戦のタイブレーク制が今季限定で復活する。このタイブレーク制については、試合を早期決着させるために選手会も復活を望んでいた。
ただし、ダブルヘッダーでの7イニング制は廃止され9イニング制に戻る。
▼大谷翔平ルール導入
さらに、この合意には基本的に「大谷ルール」の導入なども盛り込まれている。
昨年のオールスターでも採用されたが、指名打者(DH)と先発投手に同じ選手を起用した場合、投手降板後にもDHとして打線に残ることができるというルールだ。
なお、このルールは、2022年だけでなく、新しいCBAが有効な5年間、存続するという。正式決定は来週開催のオーナー会議で過半数以上の賛成で決定する。