メジャーでは大物選手たちの移籍契約がほぼ決まり、年俸調停権を持つ若手リーガーたちも31名を残して今季の契約が決まった。
メジャーリーグ移籍情報
ここからは開幕に向けて故障者などの不測の事態に対する細かい(穴埋め)補強などが行われる時期だ。
特に今季は5月1日までの特別措置でロースター枠が26人から28人に広がることから開幕前後まで各球団の補強合戦は続くと予想される。
マリナーズがベテラン右腕と契約
メジャーリーグ公式サイトによるとマリナーズはアスレチックスからFAとなっていた39歳のベテラン救援右腕セルジオ・ロモと1年200万ドルで契約合意した。
As @JesseSanchezMLB 1st reported, Sergio Romo is in agreement with the #Mariners. It is a major league deal pending physical. He will earn $2M
— Joel Sherman (@Joelsherman1) March 23, 2022
マリナーズは昨年42試合の登板で16ホールド、防御率0.67だった救援右腕ケーシー・サドラーが右肩の手術により今季を全休することが決まっており、その穴埋め役としてロモの獲得に動いた。
ロモの実績
ロモは、メジャーでのキャリア14年間で42勝35敗137セーブ、200ホールド、防御率3.10のベテラン・リリーバー。昨季はアスレチックスで66試合に登板して1勝1敗3セーブ、12ホールド、防御率4.67だった。
昨季のマリナーズのブルペンは、MLB全体で8位の防御率、3位の与四球率など悪くはなく、今季はそのメンバーであるドリュー・ステッケンライダー(15セーブ)、ポール・シーウォルド(11セーブ、16ホールド)、ディエゴ・カスティーヨなど大半が残り、ここに故障明けのケン・ジャイルズとアンドレス・ムニョスが加わることで今季もそこそこの編成だ。
ただ、サービスタイム5を超えるのはジャイルズぐらいで、サービスタイム2年から3年の若手が中心だ。
ここに経験豊富なベテランを加える意味も出てくる。ちなみにロモのサービスタイムは13.097。798試合の登板数は現役選手で3番目に多い。