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【MLB移籍情報】ヤンキースがモンタスとトリビーノを獲得

 

ヤンキースとアスレチックスのトレードが成立した。ヤンキースが先発右腕フランキー・モンタスと救援右腕ルー・トリビーノを獲得。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が伝えている。

 

 

フラッグディール・トレード情報

 

 

モンタスは、ここでも何度か紹介したが、レッズからマリナーズに移籍したルイス・カスティーヨ投手と共に、この夏のトレード市場で注目の先発投手だった。

 

 

メジャー7年目で、今季は19先発で防御率3.18、FIP3.35、奪三振109、9イニング換算の奪三振は9.4だが、与四球は2.4でWHIP1.137と安定感がある。

 

本塁打(HR/9)も通算1.1で、今季は1.0。ヤンキースタジアムに移籍して増えるかもしれないが、試合を作れる投手だ。

 

2023年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になるので、後半だけのレンタルではなく1年半保有できるのも魅力だろう。

 

30歳のトレビーノはメジャー5年目の救援右腕。昨季は自己最多の71試合に登板して7勝8敗22セーブ、8ホールド、防御率3.18の好成績を残した。

 

今季はここまで39試合に登板して1勝6敗10セーブ、2ホールド、防御率6.47。彼がFAになるのは2024年シーズン終了後。

 

 

 

 

このトレードでは対価としてヤンキースからアスレチックスに若手有望株4選手が移籍する。

 

MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで30位以内のプロスペクトたちだ。

 

結局、2対4の複数トレードだったが、即戦力を欲しいヤンキースが、注目の先発右腕とブルペンを同時補強できたのは大成功だったと見ていいかもしれない。

 

ヤンキースは強力リリーバーもカブスから追加

 

モンタスとトリビーノの話題で隠れているが、ヤンキースカブスからスコット・エフロスというサイドスローの救援投手も獲得してブルペンのアップグレードにも成功している。

 

エフロスは28歳右腕。昨年14試合で防御率3.68、FIP3.31の実績しかないが、今季は44試合44イニングで防御率2.66、FIP2.18と好成績をマーク。

 

サイドから投げるスライダーは威力抜群。意外と掘り出し物かもしれない。

 

 

ベニンテンディ外野手、モンタス投手、トリビーノ投手、そして、エフロス投手と、ヤンキースもなかなかスマッシュヒットの補強をしたように感じる。