MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】ノンテンダー・デッドライン前のトレード情報

 

 このブログでも紹介したがMLBは日本時間11月18日午前10時に「ノンテンダー・デッドライン」を迎え、あらたに63名の選手たちがFA市場に流出した。今回はそのデッドライン前にトレードで移動した選手たちを簡単に紹介したい。

 

 

トレード情報

 

 

 

 ブレーブスホワイトソックス間の1対5という6人が絡むトレードはすでに紹介したが、その前後にも小さな動きがあった。

 

 

 

※日時はすべて現地時間、RHP=右腕、UT=ユーティリティ

 

アスレチックス⇔ブリュワーズ(11月15日)

 

アスレチックス獲得 エイブラハム・トロ(UT)

ブリュワーズ獲得 チャド・パトリック投手(RHP)

 

ガーディアンズパドレス(11月17日)

 

ガーディアンズ獲得 スコット・バーロウ投手(RHP)

パドレス獲得 エニエル・デロスサントス投手(RHP)

 

ロイヤルズ⇔ブレーブス(11月17日)

 

ロイヤルズ獲得 カイル・ライト投手(RHP)

ブレーブス獲得 ジャクソン・コワー投手(RHP)

 

 ロイヤルズが獲得したライトは10月に右肩の手術を受け、2024年シーズンは全休の見込み。 今季は9試合で1勝3敗、防御率6.97に終わったが、2022年シーズンは30試合に先発して21勝5敗をマークし、ブレーブスではトム・グラビン以来の最多勝投手となった。

 

 ブレーブスが獲得したコワーは27歳の右腕。メジャー3年目の今季は23試合に登板してメジャー初勝利を含む2勝を挙げたものの、防御率6.43。制球に難がある投手。

 

ロイヤルズ⇔ブレーブス(11月17日)

 

ロイヤルズ獲得 ニック・アンダーソン(RHP)

ブレーブス獲得 金銭

 

レッドソックスマリナーズ(11月17日)

 

レッドソックス獲得 ルイス・ウリアス内野手

マリナーズ獲得 アイザイア・キャンベル投手(RHP)

 

ヤンキースブリュワーズ(11月17日)

 

ヤンキース獲得 ジェイス・アビナ外野手、ブライアン・サンチェス外野手

ブリュワーズ獲得 ジェイク・バウアーズ外野手

 

 ブリュワーズはジェイス・アビナ、ブライアン・サンチェスというマイナーの外野手をヤンキースへ放出し、メジャー4年間で通算39本塁打を放っている左打ちのジェイク・バウアーズ(28歳)を獲得。補強ポイントの正一塁手候補。

 

ロッキーズガーディアンズ(11月17日)

 

ロッキーズ獲得 カル・クアントリル投手(RHP)

ガーディアンズ獲得 コディー・ハフ捕手

 

 ロッキーズガーディアンズへマイナーの捕手コディ・ハフを放出して先発右腕カル・クアントリルを獲得。

 

 クアントリルはスタンフォード大学出身の28歳右腕。2016年のドラフトでパドレスから1巡(全体8位)指名された選手で、2020年8月31日にマイク・クレビンジャーが絡む複数トレードで、インディアンズ(現ガーディアンズ)へトレードされた。

 

 2021年は40試合(うち先発22試合)に登板して8勝3敗、防御率2.89、121奪三振。2022年も186.1イニングを投げて15勝5敗、防御率3.38、128奪三振という期待通りの活躍を見せたものの今季は肩の故障で2度の負傷者リスト入り。19先発で4勝7敗、防御率5.24と大きく数字を落とした。