大谷翔平NEWS
通常通りバッテリー組からスタート
メジャーリーグ2021年も通常のシーズンと同じスプリングトレーニングが投手と捕手のバッテリー組から始動した。
エンゼルスの大谷翔平は年俸調停を避け2年総額850万ドルで契約更改したが、今季も 「two-way player」というスタイルで挑戦する。体調はいいようだ。FOXニュースはSNSでその球音を届けてくれている。
🔊 SOUND ON 🔊 if you need help waking up today ... #Shotime | @Angels pic.twitter.com/lFNtE7zfqS
— FOX Sports West (@FoxSportsWest) February 17, 2021
#Shotime & the GM chopping it up ... pic.twitter.com/PjFSwrqaHp
— FOX Sports West (@FoxSportsWest) February 17, 2021
エンゼルスの投手コーチはマット・ワイズが暫定ピッチングコーチ
メジャーリーグは現地17日に米フロリダ、アリゾナ両州でスプリングトレーニング(春季キャンプ)を開始する。約1週間後には野手組も合流して全体練習が始まる予定だ。
エンゼルスは、ミッキー・キャラウェイ投手コーチが不在だが、その間は、マット・ワイズが暫定ピッチングコーチを務める。
大谷翔平らTwo-Way Player(二刀流)がもたらすメリット
~二刀流選手に関するルール変更点~
①二刀流選手は投手としてIL入りしても野手として出場できる。マイナーで調整登板しつつメジャーでDHとして出場することが可能となった。
②ロースターは26人登録可能に。投手は13人までに制限されるが二刀流選手はそのうちにカウントされない。#日本人選手情報 pic.twitter.com/g1xiLXM9RX
— MLB Japan (@MLBJapan) January 31, 2020
今季は話題にならないが、MLB公式サイトのエンゼルス番記者レット・ボーリンガーが、昨年のシーズン前に、Two-way player(二刀流)がチームにもたらすメリットについて解説していたので、もう一度紹介したい。
昨年から導入の新カテゴリー
これには昨年から導入された新カテゴリーを理解しておく必要がある。
まず、投手として20イニング以上、野手としてスタメン20試合以上(1試合3打席以上)に出場する必要がある。その条件をクリアすればこれまでの「投手」・「野手」というカテゴリーのほかに「Two-way player」(二刀流)という新設されたカテゴリーに分類されるという。
この新カテゴリーは選手の起用法にもメリットがあるようだ。
MLB公式サイトによれば、このカテゴリーに登録された選手は、投手としても野手としても自由に試合に出場できるようになる。
投手の登録を結果的に1人増やせるメリット
今季からアクティブ・ロースターの枠が25から26に拡大される。ただ、これには制限がかけられ、投手は最大13人までと決められている。
ここでメリットがあるのが、「二刀流」たち。これに認定された選手は投手としてカウントされない。このため、具体的には、エンゼルスは大谷のほかに投手を13人、要するに合計14人の投手をロースターに登録することが可能になる。
先発ローテーションが強力ではないエンゼルスなどのチームは、勝負のかかったシーンでブルペンをフル回転させる。そうなれば、この1人の差は大きい。ブルペン内の選手起用にも余裕が出る。主力投手への負荷が軽減できる。
また、「二刀流」に認定された選手は、投手として故障者リスト入り、野手として試合に出場といったことも可能になる。よって、投手としてはレギュラーシーズン開幕に間に合わない場合でも、マイナーで調整登板を続けながら、指名打者としてメジャーの試合に出場し続けることができる。
二刀流選手は、大谷翔平のほかにエンゼルスにもう一人いた。ジャレッド・ウォルシュもそうだったが、昨年、32試合で打率.293、9本塁打、26打点、OPS.971とプチブレイクして今季は内野手(一塁手)登録されている。
エンゼルスのデプスを確認すると大谷は20イニング以上投げていなかったので「(先発)投手」というカテゴリーで登録されている。今季、20イニング以上投げて、昨年同様に打席に立てば、この新しいカテゴリーに認定されるはずだ。