MLB公式サイトが早くもポストシーズン・オッズを公開

メジャーリーグでは、早いチームで現地17日からバッテリー組のスプリングトレーニング（春季キャンプ）が始まるが、そうしたスケジュールを前にMLB公式サイトがSNSでポストシーズンに進出する可能性を予測している。

ドジャース、ヤンキース、パドレスのオッズが高い

このオッズは、データサイト「FanGraphs」のデータをもとに算出した可能性だが、ア・リーグでは、ヤンキースが91.6％でトップになっている。

2位はアストロズの71.4％。3位と4位は中部地区のツインズが65.5％、ホワイトソックスが60.5％で、この地区は優勝争いが今季も激戦になりそうな予感がする。

一方、ナ・リーグは昨年のワールドシリーズ覇者ドジャースが96.7％で両リーグトップの数字。2位には、パドレスが先発ローテーションをテコ入れして大幅に強化したこともあり、92.9％という高い数値で続いている。

この西海岸の2球団が星のつぶし合いをすれば勝率は低くなり、全体的なポストシーズンの可能性にも変化が出そうだが、ナ・リーグは全体的に西高東低の傾向性がありそうだ。

メッツが意外と高く、可能性が0.0％のチームもある

今回、意外だったのはメッツがナ・リーグで3位の81.2％と高いことだ。昨年、地区最下位のメッツだが、地区優勝の可能性も54.7％と高く、バウアーやパクストン争奪戦にも敗れ、先発補強も上手くいかなかった印象がある割にはポストシーズン進出のオッズの高さには驚かされる。この地区はブレーブスが3連覇中で、ナショナルズ、フィリーズが絡んだ激戦になりそうな予感がする。

そのメッツよりも上で地区2位と健闘したマーリンズは、0.7％と低いが、下には下があるもので、パイレーツが0.4％、ロッキーズが0.1％。ア・リーグのオリオールズに至っては0.0％という絶望的な数値がでている。

あくまでもオッズに過ぎないが、オリオールズファンはどんな心境でカムデン・ヤーズに通うのだろうか。

野球のシーズンの予測には「PECOTA予測」が有名だが、選手の個人成績も予測も公開され、特に「ファンタジーベースボール」の愛好者らによって活用されている。

ほかには、少し前の予想だがWARを参考にした下記のようなランキングもある。