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今季、大ブレイクしたルーキー② ジャレッド・ウォルシュ(エンゼルス)

 

MLBルーキー情報

 

 

今季、印象を残したルーキー(資格のある)選手たちを紹介しているシリーズ。タイトルを「今季インパクトを残したルーキー」から「今季、大ブレイクしたルーキー」に変更して新たにスタート。

 

 

今季、大ブレイクしたルーキー②

 

ジャレッド・ウォルシュ(エンゼルス

 

実はもう一人の二刀流だったジャレッド・ウォルシュ

その第2弾は、エンゼルスのもう一人の二刀流・ジャレッド・ウォルシュを紹介したい。

 

ウォルシュほど過小評価されている選手はいない。それはそうだろう彼は2015年のMLBドラフト39巡目(全体1185位)でロサンゼルス・エンゼルスから指名された選手。ドラフト39巡目といえばドラフト会議の2日目、しかも会議が終わりに近づく頃の指名だからメディアの関心は薄い。

 

しかし、エンゼルス傘下のマイナーリーグのスタッツをみると確実にステップアップしているのがわかる。打撃成績はマイナー時代の6年間で、ルーキークラスからメジャーの予備軍であるAAAまで合わせて1715打数301安打の打率.301、出塁率.375 長打率.538、OPS.913と、マイナーとはいえ結果を残してきた。

 

 

大谷の出現でウォルシュにもスポットライトが当たった

転機になったのは、大谷翔平の存在でクローズアップされた「二刀流」というカテゴリーの復活だろう。ウォルシュもマイナー時代に23試合に登板。2勝2敗、防御率3.32を残している。

 

ウォルシュ

 

 

ただ、注目されたのは打撃力だ。2019年はAAA級ソルトレイクで96試合で36本塁打と活躍し、それが認められメジャーにコールアップ。5月15日のミネソタ・ツインズ戦にて「8番・一塁手」で先発出場してメジャーデビューすると、5打数3安打をマークした。ただし、19年は、31試合で打率.203、OPS.605と結果を残せなかった。

 

しかし、こういう男は強い。今季は開幕ロースターに登録されると7月8月は結果が出ずに一度はマイナーに降格、再昇格後の9月に24試合で9本塁打をマーク。トータルで打率.293、9本塁、26打点、OPS.971を叩き出した。

 

 

来季もプホルスの控えで開幕ロースターに残りそう

ポジションは一塁手で、左打者のためプホルスとの2プラトーンで起用するという選択肢をエンゼルスに与えた。27歳で、コスト面や今後の数年間はエンゼルス保有できることを考えると、低迷したチームにあっては明るい材料といえるだろう。

 

 

 

 

 

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