2021年にインパクトを残したルーキーたちを紹介するシリーズ第3弾。2020年秋にもランディ・アロサレーナ(レイズ)やジャレッド・ウォルシュ(エンゼルス)らを紹介したが、彼らは2021年も活躍した。
ここで紹介する選手は今季も活躍が期待される注目選手だ。
MLBルーキー情報
メジャーリーグ2021年でシーズンの約60%にあたる96試合以上に出場したルーキーは19人しかいなかった。
一番多く出場したのは、レッズのジョナサン・インディア二塁手で150試合、次が第1弾で紹介したレンジャーズのアドリス・ガルシア外野手と第2弾で紹介したカージナルスのディラン・カールソン外野手の149試合だった。
ジョナサン・インディア(レッズ)
今回はア・リーグのランディ・アロザレーナ(レイズ)と共にナ・リーグで「新人王」を受賞したジョナサン・インディア(レッズ)を紹介したい。レッズからの「新人王」受賞は1999年のスコット・ウィリアムソン以来、史上8人目。
昨年12月に25歳になったインディアは2018年MLBドラフト1巡指名(全体5位)のゴールデンルーキー。
2021年4月1日のメジャーデビューで、正二塁手として150試合に出場。打率.269、出塁率.376、長打率.459、OPS.835、盗塁12、本塁打21。
出塁率はリーグ6位。四球(11.3%)は多く、三振(22.4%)は少ない方で、四球数71はリーグ9位。24歳のデビューシーズンでも悪球に手を出すこともなくじっくりとボールを見極めることのできるのは特筆すべき才能と言えるかもしれない。
レッズ待望のリードオフマンに成長しそうな逸材だ。ポジションは違うが、今季も秋山翔吾の強力なライバルになる選手だ。
出典元:Sports Productions
「新人王」投票では、惜しくも満票こそ逃したものの、30票中、1位票を29票、2位票を1票獲得して合計148ポイントの圧倒的支持だった。
二塁手がナ・リーグの新人王を受賞するのは1982年のスティーブ・サックス(ドジャース)以来39年ぶり7人目だ。