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RソックスがWソックスから左腕エース獲得!大型トレード成立

 

レッドソックスが大きな対価を支払って若き左腕を手に入れた。ウィンターミーティング最終日にレッドソックスホワイトソックスとの間で1対4の大型トレードが成立したようだ。

 

 

トレード情報

 



 

今夏のトレード・デッドラインでも放出が噂されていたホワイトソックスのギャレット・クローシェがレッドソックスにトレード移籍。その対価としてホワイトソックスは球団内プロスペクトランキングで30位以内の4選手を獲得した。

 

25歳のクローシェは今季、32先発で146イニングを投げ、209奪三振を記録。与四球はわずか33個、WHIPは1.07、9イニングあたりの奪三振数は12.9だった。

 

クローシェはメジャー4年目の今季、先発に転向。開幕直前にディラン・シースがパドレスへ移籍したため、初先発が開幕戦というプレッシャーの中でのマウンドだった。その後もポテンシャルを発揮して好調をキープし、先発に転向したシーズンにオールスターゲームにも選出された。

 

後半戦にイニング制限が設けられたが、32先発で146イニングを投げ、209奪三振を記録。与四球はわずか33個、WHIPは1.07、9イニングあたりの奪三振数は12.9という期待通りの活躍をみせた。

 

1対4のトレードで、レッドソックスはメジャー全体のプロスペクトランキングで25位(球団別では4位)のカイル・ティール捕手(2023年のドラフト1巡)、全体54位のブレーデン・モンゴメリー外野手(2024年のドラフト1巡・球団別5位)。ほかに球団別11位のチェイス・メイドロス、球団別14位のウィケルマン・ゴンザレスという4選手を放出。

 

シーズン121敗という歴史的な不名誉記録を残したホワイトソックス。この4人がチーム再建のための原動力になるかは、今後を見てみないと判らないが、再建のために若い人材を必要としていた。

 

 

 

 

一方のレッドソックスは先発投手陣にカッター・クロフォード、タナー・ハウク、ブライアン・ベヨといった右投げが多いためクローシェは貴重なエース格左腕となりえるだろう。

 

レッドソックスは今回のトレードで、すでにメジャーに昇格している若い主力選手たちを温存しトレードを成立させた。結果、強力な野手陣を維持しつつ、クレイグ・ブレスロー編成本部長がこの冬求めていた先発ローテーションのエース格を手に入れた。

 

FA市場で左腕のブレーク・スネルとマックス・フリードとの交渉を進めていたが、獲得に失敗していただけに大量のプロスペクトを放出しても欲しかったのだろう。

 

今オフ、レッドソックスブルペンアロルディス・チャップマンを追加しており、レベルの高い東地区でコンテンダーとしての位置を取り戻すことができるのか注目だ。