MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【続報】パイレーツ筒香7号先制弾も乱打戦を制したカブスが6連勝

 

【速報】でパイレーツ筒香嘉智の2試合連続7号先制ソロと3回表にパイレーツの3番ライアン・レイノルズ満塁本塁打まで紹介したが、これはその続報。

 

中部地区4位と5位(最下位)の対戦なので、興味のない方も多いだろうが、試合はグランドスラムが3本も飛び出す乱打戦になってカブスが4連戦をスイープ。ツインズ戦から続く連勝を6に伸ばした。

 

 

筒香嘉智が2試合連続7号ソロ

 

パイレーツ 8

カブス 11

リグレー・フィールド

 

 

 

昨日の試合で球団最速となる38打数で6号アーチを記録した筒香が、この日も第1打席でその破壊力をシカゴのカブスファンの前で見せつけた。

 

 

筒香は第1打席、カブス先発のザック・デービースの2球目をファウルしたあとカウント2-1からの4球目、78.8マイルのチェンジアップを見事に捉えセンター左に豪快な一発を運んだ。

 

パイレーツは先発右腕のウィル・クロウが2回裏に2点を許して逆転されたが、3回表に3番ブライアン・レイノルズ満塁本塁打などで4点を奪い逆転。

 

ここまでリアルタイムで紹介したが、その後はカブスが3回裏にイアン・ハップの2点タイムリー。さらに無死満塁からマット・ダフィーが、グランドスラムを放ち7対5と逆転。

 

その後、パイレーツが5回、6回に加点して再逆転したが、7回裏にカブスフランク・シュウィンデルが二死満塁から逆転グランドスラムで試合を決めた。

 

ESPNの調べでは、両軍合わせて3本の満塁弾が記録されたのはMLB史上初の出来事らしい。また、ニグロリーグを含めると5回目だということだ。

 

乱打戦を制したカブスが6連勝。逆にパイレーツは6連敗となった。

 

 

 

筒香嘉智の結果と課題は?

 

気になる筒香のその後の打席は、第2打席が四球、その後はサードライナー、ショートゴロ、見逃し三振の4打数1安打(7号ソロ本塁打)、1打点、1四球だった。できればもう1本、内野安打でもいいからマルチ安打にしてほしかった。

 

これで筒香は、パイレーツ移籍後に放った12安打のうち11本は長打(3二塁打、1三塁打、7本塁打)となり、移籍後は打率打率.267、長打率.844、OPS1.164になった。

 

加入後42打数で7本塁打に到達したのは球団史上最速らしい。

 

野球専門サイト「フルカウント(Full-count)」が、ピッツバーグの地元ラジオ局「93.7 ザ・ファン」のパイレーツ担当クレイグ・ライリー氏のコメントを紹介。

 

「ヨシは(パイレーツと)再契約しないほど、あまりにも優れているのかもしれない。私の中でそう心配し始めている。もしこの調子を継続したら、多くの球団が来季に彼を欲しがるかもしれない」。

 

筒香が来季もメジャー40人枠の契約を勝ち取る可能性が出てきた。それには残り20試合ほどで「10本塁打」の2ケタ本塁打はクリアしたい。その上で堅実なライトでの守備も見せたい。

 

筒香はレイズ、ドジャースで内野のポジションも守ったことがあり、内外野のユーティリティー選手という特長もアピールしたい。