MLB メジャーリーグ物語

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大谷翔平6回10奪三振の力投 エンゼルスは延長10回にミスで連敗

 

大谷翔平投手が「3番DH兼投手」で先発登板し、6回2失点(自責点1)10奪三振の力投だった。一方、打者では4打数無安打で2試合連続のノーヒットに終わった。

 



大谷翔平  二刀流DAY  

 

 

大谷翔平 6回10奪三振の力投

 

大谷は今季11試合目の先発登板。初回のマウンドは、1番打者の投ゴロを一塁へ暴投。自らのエラーでピンチを作る苦しい立ち上がり。さらに2死三塁でブライアン・デラクルスにフルカウントから四球を与え一、三塁のピンチを迎えると、元DeNAユリエスキ・グリエルにレフト前タイムリーを浴びて先制点を与えた。

 

その後は5回に首位打者ルイス・アラエスにタイムリーを許して1失点したが、6イニングでピッチカウント109球(ストライク72)、失点2(自責点1)、毎回の10奪三振でマウンドを降りた。

 

大谷は今季90奪三振でリーグトップ。防御率も3.05から2.91へ上昇した。

 

 

 

 

同点に追いつくも延長10回に守備のミスで自滅

 

エンゼルスマーリンズの先発エドワード・カブレラの変化の鋭いチェンジアップやカーブを打ちあぐね6回途中まで4安打しかできず苦戦していたが、6回裏2死からカブレラに代った2番手のマット・バーンズから代打のマット・サイスが一、二塁間を破る逆転タイムリー。


3対2とリードした7回からは大谷に代って2番手チェイス・シルセスが登板。前回好投したシルセスだったが、この試合ではこれが裏目に出た。


シルセスは2番DHホルヘ・ソレアに痛恨の5試合連続17号2ランを浴びて再逆転。ソレアは今月12本目の本塁打だった。


シルセスは8回も投げたが2連続四球を与えて1死も取れずに3番手のクリス・デベンスキーと交代した。デベンスキーはピンチの場面で三者連続三振の好リリーフ。

 

その直後、8回裏のエンゼルスの攻撃では、この回先頭のジオ・ウルシェラがセンターオーバーの同点2号ソロ弾を放ち最終回へ。

 

9回表はカルロス・エステベスマーリンズ打線を打者3人でシャットダウン。

 

9回裏はマイク・トラウトが、この日2本目のヒットをマークしてノーアウトで出塁したが、大谷、レンフロー、ドルーリーと凡退して延長10回タイブレークに突入。

 

延長タイブレークではエンゼルス守備に痛恨のミスが出て自滅。4点を献上して敗れた。

 

頼みの大谷はチャンスに併殺打

 

打者大谷は第1打席レフトフライ、第2打席セカンドゴロ、1死一、二塁のチャンスで迎えた第3打席もセカンドゴロ併殺打に倒れたが、第4打席は四球から今季7個目の2盗に成功。第5打席は三塁ライナー。この日は4打数無安打、1四球で打率を.269に下げた。


エンゼルスは4連勝のあと2連敗。地区首位レンジャーズと2位アストロズが勝利しているので、首位との差が6ゲームに広がった。