名将ブルース・ボウチー監督率いるテキサス・レンジャーズが6月も好調を維持しているようだ。5日(日本時間6日)のカージナルス戦GAME1ではサヨナラ勝ちで4連勝を飾っている。
MLB2023 GAME DAY
開幕からアメリカンリーグ(AL)西部地区で昨年のワールドシリーズ王者のアストロズを抑えて首位を走り続けるレンジャーズ。
5月になってもその勢いは衰えず5月だけでも19勝8敗と大きく勝ち越して、6月も4連勝中だ。ここまで貯金を19まで伸ばしている。
39勝20敗の勝率.661。勝率でも東部地区1位のレイズに次いでMLB30球団中2位。開幕からの勢いは止まらない。
この日のカージナルス戦ではマーカス・セミエンのタイムリーなどで3対1と逆転すると。先発左腕マーティン・ペレスが7回3安打、自責点0の好投。
Martín was money. #StraightUpTX pic.twitter.com/5sWDOVcQqU
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ペレスは昨年古巣のレンジャーズに復帰し32試合で196.1イニングを投げて防御率2.89と先発ローテーションを支えた。今季も好調を維持して先発陣の中心として活躍している。
レンジャーズはカージナルスに途中2点差を追いつかれたが、最終回に1死から四球とヒットでチャンスを作ると、3番ナサニエル・ロウのレフト前ヒットでセミエンが2塁から一気に生還しサヨナラのホームを踏んだ。
Lowe sends us home! #StraightUpTX pic.twitter.com/B0Vc24N6et
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快調なレンジャーズだが、地区2位にはアストロズが追いかけており、そのゲーム差は3.5で、西部地区は首位から4位まで5割を越えている状況が続き、混戦状況がもうしばらくは続くだろう。
レンジャーズの好調の要因は攻撃力で、チーム打率、OPS、得点数などはメジャー1位。ここ数年でコーリー・シーガーやセミエン。ミッチ・ガーバーなどの選手たちをFA市場から大型補強した成果がでてきたようだ。
また、課題だった投手陣もジェイコブ・デグロムが、この日の試合前に60日間の故障者リスト入り。個人的には心配していたが、ガラスの右腕が現実のものとなった。
それでもオフに補強したネイサン・イオバルディ(8勝2敗、防御率2.24)やペレス、ジョン・グレイなど先発投手が安定した力を発揮し、チーム防御率ではMLB30球団で3位だ。
ブルペン陣は同14位で課題が残り、夏のフラッグディール・トレードで補強が必要かもしれないが、全体的に投打のバランスとれている印象だ。
ここ数年の大型補強でディビジョン制覇を狙うコンテンダーとしての位置を固めることができるかシーズン前から注目されていたが、海千山千のボウチー監督を招聘して今季前半戦は結果が出ている。
Boch's reaction is everything 🥹💙 pic.twitter.com/0Sf7YfF2DD
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