MLB メジャーリーグ物語

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トラウタニ弾炸裂でロイヤルズのエース粉砕 明日はドジャースのカーショーと対戦

 

1勝1敗で迎えた敵地でのロイヤルズ戦GAME3は、エンゼルス大谷翔平24号2ラン、マイク・トラウト15号ソロのトラウタニ弾で逆転に成功し、エンゼルスが2勝1敗で同カードの勝ち越しを決めた。ビーストモード全開中の大谷は4打数1安打2打点だった。

 

 

大谷翔平NEWS  

 

 

トラウタニ弾炸裂 

エンゼルスは1点ビハインドの5回に「2番DH」で出場の大谷翔平が24号逆転2ラン、直後に3番マイク・トラウトにも復調の15号ソロが飛び出し得意の一発攻勢で逆転に成功。

 

相手のエースでメジャー通算224勝のザック・グリンキーを“トラウタニ弾”で粉砕した。

 

 

 

 

 

 

エンゼルスはこの2発で4対2とリード。そのリードを6回から救援したハイメ・バリアが3イニングを無失点。

 

9回には一塁の守備固めで途中から出場のジャレド・ウォルシュが今季初本塁打をマークして1点を追加。

 

最後は守護神カルロス・エステベスが3人で終わらせて5対2で勝利。5イニング2失点のタイラー・アンダーソンが4勝目(1敗)、エステベスは19セーブ目を挙げた。

 

大谷翔平は第1打席セカンドゴロ、第2打席空振り三振、第3打席が右中間への24号逆転2ラン、第4打席が空振り三振で4打数1安打2打点。連続試合安打を自己最長の「15」に伸ばしている。


打撃成績は、打率.300、本塁打24、打点58、出塁率.384、OPS1.016となっている。本塁打、打点部門、OPSでは両リーグトップ。


この日は地区2位のアストロズがレッズに敗れたためエンゼルスが単独2位に浮上。首位のレンジャーズとは4.5ゲーム差になった。

 

エンゼルスは明日からLA決戦、その後は試練の13連戦

この勝利で、6月の13連戦を10勝3敗で乗り切り地区2位まで浮上したエンゼルス。明日からは本拠地にドジャースを迎えて「フリーウェイ・シリーズ」が行われる。同じロサンゼルスをフランチャイズにするチーム同士の “LAダービー”だ。

 

通算ではエンゼルスが73勝67敗と勝ち越しているが、この3年間に限ればエンゼルスが3勝13敗と大きく負け越している。

 

GAME1の先発はドジャースMLBを代表する205勝左腕クレイトン・カーショー。ここまで82.1イニングで防御率2.95の安定感を誇る。

 

昨年の対戦(現地時間2022年7月15日)では、カーショーの前に7イニングをパーフェクトに抑え込まれ、8回先頭のレンヒーフォに左翼線二塁打を放つまで完全に封じ込められた。大谷翔平もこのマッチアップでは3打数ノーヒット、2三振だった。

 

しかし、今年は一味違うエンゼルス。昨年のリベンジに期待したい。大谷もご存じのように打ちまくっている。GAME2は今季15試合目の先発登板も予定されている。


難敵カーショー対エンゼルス打線。大谷対ドジャース打線。今季の「フリーウェイ・シリーズ」は目が離せない。


そして、移動日を挟んでロッキーズホワイトソックスと好調のダイヤモンドバックスダルビッシュ有所属のパドレスなどインターリーグが多いオールスターブレイク前の13連戦が待ち受けている。


ドジャース戦は1勝1敗でも次の13連戦は少なくとも8勝から7勝して首位レンジャーズとの差が開かないことを祈りたい。