MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平3安打 エンゼルスは勝ち越し 明日からの首位レンジャーズ戦に弾み

 

 大谷翔平が11日(日本時間12日)、ホームにマリナーズを迎えた3連戦GAME3に「2番DH」でスタメン出場。3戦連発のアーチは出なかったが今季7度目の1試合3安打の“猛打賞”でチームの勝利に貢献している。

 

 

MLB2023 GAME DAY  

 



 エンゼルスはグリフィン・キャニング。マリナーズがローガン・ギルバートの先発で始まった試合は、初回に1番テイラー・ウォードの8号先頭打者ホームラン。マット・サイスのライト前タイムリーで2点を先制。2回にも9番ザック・ネトの4号ソロ。

 

3回には大谷、マイク・トラウトの連続ヒットで無死一、三塁のチャンスを作るとサイスのライトへのタイムリ二塁打。サイスは打率.275と好調で打順も5番にアップ。これが結果的には良かった。

 

さらに、6番ハンター・レンフローにもレフトフェンス直撃のタイムリ二塁打が飛び出して3点を追加。エンゼルスが3回終了時点で6対0と大量リード。

 

 マリナーズもキャニングから4点を奪うなど反撃したが、エンゼルスは8回にもネトがこの日2本目のホームランをレフトスタンドに叩き込んでダメ押しの2点を追加。

 

エンゼルスが同地区ライバルのマリナーズ相手に9対4で勝利。3連戦を2勝1敗で勝ち越した。

 

大谷は3安打「猛打賞」 8試合連続安打

 大谷翔平は第1打席がセカンドゴロ。第2打席がライト前のクリーンヒット。第3打席がライト前ヒット。第4打席は見逃しの三振。第5打席は一、二塁間を鋭く破るライト前ヒットで5打数3安打。今季の打撃成績は打率.287、出塁率.359、OPS.930。連続試合安打を今季最長の8に伸ばした。

 

先発のキャニングは5イニングで4失点(自責3)、奪三振7で5勝2敗、防御率4.56。

 

ブルペン投手たちが好投

 エンゼルスはこの試合でもブルペン投手たちが好投。キャニングのあとをクリス・デベンスキーが1イニング無失点、ホセ・ソリアーノが2イニング無失点に抑え、5点差の最終回はジミー・ハーゲットが1イニングを無失点に抑えた。

 

この日は首位のレンジャーズと2位のアストロズが敗れたため3位のエンゼルスと2位アストロズはゲーム差1.5。首位レンジャーズとは6.5になった。

 

次節は注目の大谷&トラウトのエンゼルス対レンジャーズ

 次節はそのレンジャーズとエンゼルスがAL西部地区の覇権をかけて4連戦を戦う。GAME4は順調に先発が予定されているが予定されているが、相手の先発もネイサン・イオバルディと手強い右腕だ。


現地5月6日(日本時間7日)のエンゼルスとの対戦では、イオバルディが8イニング完封で10対1とレンジャーズが大勝している。


 エンゼルスは先発投手が直近の5ゲームで6イニングも投げられない状態で、レンジャーズのチーム打率でMLB1位という強力打線相手に苦戦が予想される。

 

6月好調の大谷翔平とルーキーのミッキー・モニアックやザック・ネトらの若手。MVP男のマイク・トラウトクラッチヒッターのアンソニー・レンドンなどチームのコア選手たちが、いよいよその実力を見せてくれる時が来たと期待したい。


とりあえず明日からのロイヤルズ3連戦を含めた敵地での7連戦を4勝3敗で良いので勝ち越してほしい。