MLB メジャーリーグ物語

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エンゼルスがモニアックの決勝ソロ弾で先勝!大谷快音なし、吉田はマルチ安打

 

大谷翔平吉田正尚の今季5度目の対戦になったエンゼルスレッドソックスの3連戦GAME1がエンゼルスのホームで開催。1対1の8回にエンゼルスの若手ミッキー・モニアック外野手が決勝ソロ本塁打を放ち、2対1でエンゼルスが競り勝った。

 

 

MLB2023 GAME DAY   

 

先発バリアが好投、シルセスが今季初勝利

 

先発ローテーションから左腕ホセ・スアレスが15日間の負傷者リスト入り、ブルペン投手もホセ・キハーダ、オースティン・ウォーレン(共にトミー・ジョン手術)が負傷離脱するなど早くも野戦病院化しているエンゼルスの投手陣。この日はブルペンでロングリリーフを担当していたハイメ・バリアが今季初先発した。

 

バリアは約1年ぶりの先発だったが、5イニングを被安打2、奪三振6、無四球、無失点の好投で首脳陣の期待に応えた。

 

そのバリアは、ピッチカウント64球という早めの交代で6回から2番手のアーロン・ループが久々に登板したが、いきなり9番コナー・ウォンに三塁線を抜かれる二塁打を許し、2番吉田の一塁内野安打で同点にされ、2アウトをとっただけで降板。

 

 

 

吉田正尚は、このタイムリーヒットを含む4打数2安打のマルチヒット(今季17度目)。これで打率.308、OPS.878に上昇。


その後、両軍のリリーフ投手が踏ん張って同点のまま迎えた8回、エンゼルスの1番モニアックが3号ソロ本塁打をライトスタンドに叩き込んで勝ち越しに成功。

 

 

 

エンゼルスは最終回に守護神カルロス・エステベスを温存。チェイス・シルセスが8回、9回の2イニングを6人の打者で抑えて今季初勝利を飾った。これでレッドソックスとの今季の対戦成績を2勝3敗とした。


決勝弾のモニアックがこの試合のヒーローだが、先発バリアの好投や3番手クリス・デベンスキー、4番手シルセスの好投も見逃せない勝利の一因だった。

 

大谷翔平は、「3番・DH」でスタメン出場。3打数ノーヒット1四球だった。これで打撃成績は打率.282、OPS.888になった。この日は、マイク・トラウト、ハンター・レンフローら主軸に快音はなかった。

 

 

アストロズが8連勝で追い上げるAL西部地区

 

この勝利でエンゼルスは、7カード連続のGAME1に勝利。ただし、5カード続けてGAME2を落としており、明日は3連勝をかけてグリフィン・キャニングが先発する。


ア・リーグ(AL)西部地区の強豪アストロズが8連勝を飾って地区首位のレンジャーズと1ゲーム差に迫ってきた。エンゼルスも離されないようにここらが踏ん張りどころかもしれない。