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タッカー回避か?!ド軍外野補強は「堅実」クワンへ舵を切る?

今オフのMLBフリーエージェント(FA)市場で最も注目されている選手の一人であるカイル・タッカー外野手の動向は、FA市場や各球団の補強戦略に大きな影響を与えるだろう。

 

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しかし、ロサンゼルス・ドジャースがその超大型争奪戦から一歩引いた「プランB」、すなわちティーブン・クワン外野手(ガーディアンズ)のトレード獲得を、水面下で本格化させているという情報が流れている。

 

タッカーには、故障リスクを抱えながらも総額4億ドル(約602億円)に迫る超長期の大型契約が予想され、高額なリスクが伴う。

 

ドジャースは、この途方もない契約規模と競争の激化を避けるため、タッカー獲得に「GOサイン」を出さない可能性がある。

 

その代替案として急浮上するのが、トレードでのクワン獲得だ。

 

クワンは、レフトの守備でゴールドグラブ賞を4度(2022年 - 2025年)受賞した球界屈指の守備力と、今季も打率.272、11本塁打、56打点、21盗塁を記録した確実性の高い打撃を誇る選手。

 

保有権が2027年シーズン終了まで残っているため、FAではなく、タッカーのような巨額な資金拘束がなく、トレード成立後もチーム予算に柔軟性が生まれる。

 

プロスペクト(若手有望株)の放出という代償は大きいが、ドジャースの豊富なプロスペクト層を考慮すれば、決して不可能な取引ではない。

 

ドジャースにとって、クワンは「即戦力」でありながら「長期的なレギュラー」として期待できる。

 

タッカーの大争奪戦に参加する代わりに、堅実かつ現実的なクワン獲得に舵を切ることは、3年連続ワールドシリーズ制覇を目指すチームの最も賢明な補強戦略となるだろう。

 

むしろクワンこそがドジャースの「本命」とも言える。

 

プランBの補強戦略


ドジャースの補強ポイントは「強打の外野手」と「ブルペン陣の強化」であり、クワンのトレード獲得が叶わなかった場合、コディ・ベリンジャーなど別の大物FA外野手に巨額を投じるか、または外野とブルペンに資金を分散して補強する戦略が考えられる。

 

特にベリンジャーは、タッカーと同様に外野の強化につながる「魅力的な選択肢」として、米メディアから注目されている。

 

今後の外野補強は、タッカー獲得に失敗した場合に備えたドジャースの「リアリティ」がどこにあるのかを示す、大きな試金石となるだろう。