メジャーリーグ機構(MLB)は11月20日(日本時間21日)、巨人の主砲、岡本和真内野手と西武の右腕、髙橋光成投手をポスティングシステムを通じて全30球団に通知した。交渉期間は来年1月4日までの45日間。今オフはヤクルトの村上宗隆、西武の今井達也と合わせて計4人の日本人選手が挑戦する、史上最多の“ポスティングラッシュ”となった。
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注目すべきはMLB.comが発表した最新のFA市場ランキングだ。村上が7位、岡本が9位にランクインし、日本人打者がトップ10に2人とも入る快挙となった。
岡本は通算248本塁打を誇る右の強打者でありながら、広角に打ち分ける技術も兼ね備える万能スラッガー。今季は左肘の故障で69試合にとどまりながらも15本塁打、OPS 1.014の数字を残し、その評価をさらに高めた。
代理人スコット・ボラス氏もその評価を裏付けるように「守備力と長打力を兼ね備えた稀有な存在」と強調しており、カブス、メッツ、ヤンキースといった名門球団が有力候補に挙げられている。
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— MLB (@MLB) November 20, 2025
一方の髙橋は、平均150キロの4シームと多彩な変化球を武器に、NPB通算73勝を積み上げてきた。昨季の0勝11敗という苦境を乗り越え、今季は防御率3.04と安定感を取り戻し、再び評価を高めている。
米メディアは「ローテーションの中盤から後半を担える投手」と評し、エンゼルスが“最もフィットする移籍先”と予想。西武の先輩・菊池雄星への憧れもあり、同球団でのプレーは本人にとっても自然な選択肢となりそうだ。さらにレイズ、パドレス、レンジャーズなど複数球団が候補に挙げられており、争奪戦は必至だ。
今オフのMLBは、村上・岡本という二人のスラッガーに加え、今井・髙橋という二人の先発投手が挑戦する“日本人カルテット”が大きな話題を呼んでいる。打者・投手ともに一線級の人材が揃うことで、各球団の補強戦略に大きな影響を与えるのは間違いない。
この冬、「ポスティングラッシュ」の主役となった日本人カルテット。岡本がニューヨークの大舞台で豪快な一発を放つのか、髙橋がロサンゼルスで先輩と肩を並べるのか――。45日間の交渉期間、日米双方の視線は、彼らがメジャーの扉を開けるその瞬間まで注がれ続ける。
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