トロント・ブルージェイズが、韓国KBOで圧倒的な成績を残して覚醒した右腕コディ・ポンセ投手と、3年総額3000万ドルの契約で合意した。
MLB契約情報
シースに続く先発補強が実現
日本ハム、楽天でプレーした経験を持つポンセは、NPBでは通算10勝16敗、防御率4.54とやや安定感を欠いた。
しかし、2025年シーズンは韓国KBOハンファ・イーグルスに移籍すると、17勝1敗、防御率1.89、252奪三振という驚異的な数字をマークし、投手三冠を達成。リーグMVPと、最優秀先発投手に贈られるチェ・ドンウォン賞を獲得するという劇的な飛躍を遂げた。
ブルージェイズはその覚醒を高く評価し、先発ローテーションの主要な一角として迎え入れる。
Blue Jays, RHP Cody Ponce agree to 3-year deal, per multiple reports including MLB's @Feinsand.
— MLB (@MLB) December 2, 2025
Ponce was named the KBO League MVP this past season, posting a 17-1 record and a 1.89 ERA. pic.twitter.com/L2e84GZ4EB
ポンセは身長198センチ、体重115キロの恵まれた体格を誇る大型右腕だ。
平均95.5マイル(約154キロ)のフォーシームに加え、「キックチェンジ」と呼ばれるチェンジアップを武器としており、スライダー、カットボールを巧みに操る。
特に韓国で進化を遂げたチェンジアップは、空振り率46%を記録した。この強力な決め球がMLBのトップクラスの打者たちにどこまで通用するのかは、最大の注目点だろう。
日本時代には制球難や故障に悩まされたが、韓国での研鑽を経て投球術を完成させ、自信を手に入れた。

ブルージェイズは既にケビン・ガウスマン、シェーン・ビーバー、ディラン・シースらを擁する強力なローテーションを形成しており、ポンセは5~6番手として安定した投球が期待される。
球団関係者は「彼は円熟した投手だ。韓国での成績は決して偶然ではなく、MLBでも二桁勝利を狙えるポテンシャルを持っている」と高評価。
ポストシーズン進出を目指すブルージェイズにとって、ポンセの加入は投手陣の層を厚くする、価値ある補強となるだろう。
31歳とキャリアの脂が乗った時期に再びMLBの舞台へ戻るポンセ。NPBでの“修行”から韓国での覚醒、そしてMLB復帰というドラマチックなキャリアは、今後の成功を強く予感させる。