MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平 31号HR デトマーズ好投で連敗ストップ モニアック逆転3ラン

 

投手でもオールスターゲームに選出された大谷翔平がホームで31号本塁打を放った。ライトスタンド中段に運んだ豪快なアーチだったが、7月初安打が初アーチとなった。エンゼルスダイヤモンドバックスとの3連戦を1勝2敗で終え前節からの連敗を4で止めた。

 

 

MLB2023 GAMEDAY  

 

 

デトマーズの好投をトラウト、モニアック、大谷の3発で援護

大谷翔平は「3番DH」でフル出場。4打数1安打で3三振だった。2試合ぶりとなる31号本塁打は、4対2で迎えた8回2死走者なしの第4打席だった。この本塁打がダメ押しになって5対2でエンゼルスが勝利。

 

先発左腕リード・デトマーズが6イニング97球で被安打3、奪三振9、失点2と好投。相手のエース格ザック・ギャレンと互角に投げ合った。

 

1回に2番マイク・トラウトが先制の18号ソロ。2回には1番ミッキー・モニアックが逆転3ランを叩き込んだ。

 

3回から7回まではデトマーズとギャレンの互角の投手戦になった。

 

そして8回に大谷のダメ押し31号ソロが飛び出し5対2と3点差にリードを広げた。

 

ブルペン3投手も好リリーフ

ブルペン陣も踏ん張った。7回ホセ・ソリアーノ防御率2.19)、8回ジェイコブ・ウェブ(防御率2.29)が無失点で守護神カルロス・エステベスにつなぎ逃げ切った。

 

リード・デトマーズが2勝目(5敗)、カルロス・エステベスに21セーブ目が付いた。

 

チームは6安打と相変わらず本塁打でしか点を取れないタイムリー不足のエンゼルス打線だが、とりあえず一発攻勢で連敗は止まった。

 

 

大谷の本塁打は昨年のジャッジを上回るハイペース

快音が響いた大谷の31号弾は、右翼席中段にある通路の奥に消えていった。打球角度28度、打球速度115.4マイル(約185.7キロ)、飛距離454フィート(約138.4メートル)。シーズン58発ペースでホームラン王争いも独走態勢に入った。

 

 

 

 

これで今季の打撃成績は打率.306、31本塁打、68打点、OBP.390、OPS1.060。

 

USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者はツイッターで「ショウヘイ・オオタニはリーグの本塁打記録を更新するペースで打っている。ジャッジの記録更新まで61年かかったが、1年で更新の可能性が出た」と投稿。

 

 

 

 

データ分析の「コディファイ」は昨季のジャッジと今季の大谷の本塁打ペースを比較したグラフを作成し、記録更新の行方を発信している。それによると昨年のジャッジは89試合で31号を記録。今季の大谷は86試合。大谷のほうがペース的には早いみたいだ。

 

大谷翔平、オールスターではDHと投手で選出

この日は試合中に大リーグ機構が、オールスター戦の投手と控え野手を発表。大谷は「先発投手部門」の選手間投票で5位にあたる121票を獲得して、3年連続で投打同時選出を決めた。

 

首位レンジャーズがアストロズに敗れたためエンゼルスは首位との差を6.0ゲームにした。ワイルドカード枠でもなんとか圏内まで2.0ゲーム差。

 

明日からはダルビッシュ有所属のスター軍団パドレスとの3連戦が組まれている。ダルビッシュの先発は未定だが、大谷はGAME2での先発登板が予定されている。