MLB メジャーリーグ物語

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大谷翔平が「ダブル規定」到達!球史に輝く前人未到の偉業

 

TWO-WAY PLAYER(TWP)というカテゴリーで登録されている選手がその名の通り、投手として規定投球回と打者として規定打席に到達した。

 

 

大谷翔平NEWS

 

君は2022年の大谷翔平を見たか!

 

エンゼルス大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地アスレチックスとの今季最終戦で史上初の“ダブル規定”に到達した。

 

1901年以降の近代野球では史上初の快挙

 

これは、1901年以降の近代野球では史上初の快挙となった。

 

昨日の試合で右上腕に受けたデッドボールの影響も心配したが、1回を投げ切った時点で162イニングに到達した。

 

打者としてはすでに2年連続となる規定打席(502打席)に到達を果たしていたので、この瞬間、メジャーリーグ史上初のダブル規定に到達した。前人未到の記録だ。

 

今季の大谷は“野球の神様”ベーブ・ルースが1918年に1度だけ記録した「同一シーズンでの2ケタ勝利・2ケタ本塁打」を104年ぶりに達成。

 

それもルースの13勝&11本塁打をはるかに上回る15勝&34本塁打という信じられないスタッツを残した。

 

 

もちろん、バットやボールの材質やスタジアムの広さなど環境は違うので、100年前とは簡単には比較できないが、“神の領域”をはるかに超えた記録を残した。

 

練習はうそをつかないし、記録も嘘をつかない。記録が名選手を作る。

 

オフの間の鍛錬や規律正しい生活、近代式の科学トレーニングなど様々な要因はあるだろうが、残した数字は、メジャー史上初の歴史的偉業だった。

 

早朝から中継を見ていた。「お疲れさま」と声をかけたい。

 

史上初が多い今季の大谷翔平

 

様々な記録も残した。史上初となる150安打、150投球回、150奪三振の「トリプル150」や、史上初の「30本塁打&200奪三振」など、信じられない領域に到達した。

 

この日今季40号、キャリア通算350号本塁打を放ったマイク・トラウトのコメントを紹介したい。「大谷は信じられない。本当に素晴らしい、われわれチームメイトは大谷のパフォーマンスを毎日見られるほど幸運だが、今後(大谷のような選手は)見られない」。

 

 

CBSスポーツもツイッターでスタントンより本塁打が多く、ベッツより打率が上で、コールより防御率が良くて、バーランダーより奪三振が多いと紹介している。

 

大谷翔平の2022年 「投手部門」最終スタッツ

 

28試合先発

15勝9敗

166イニング

防御率2.33

FIP2.40

WHIP1.012

奪三振219

9イニング換算の奪三振率11.87

本塁打14

与四球44

QS率57.1

被打率.203

 

大谷翔平の2022年 「打撃部門」最終スタッツ

 

157試合

666打席586打数160安打

打率.273

本塁打34(三塁6/二塁打30)

打点95

得点90

四球72

出塁率.356

長打率.519

OPS.875

盗塁11(盗塁死9)

得点圏打率.314

 

「ありがとう」大谷翔平