MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷無双!ロイヤルズ相手に7回無失点、11奪三振で防御率0.64 

 

初の中3日での登板だった大谷翔平は、気迫のマウンドで今季2度目となる7回無失点と好投し、11奪三振をマーク。3勝目(0敗)を飾った。

 

 

大谷翔平NEWS

 

 

大谷翔平がチームの連敗を止める

 

開幕から正捕手を務めた新人ローガン・オホッピーは左肩の炎症で10日間の負傷者リスト入り。

 

代わりにマスクを被ったチャド・ウォーラックが今シーズン初打席で初本塁打を放って大谷をランサポートした。

 

前回のレッドソックス戦では降雨により31球の投球に終わった大谷翔平がメジャーで初の中3日で登板。

 

世紀の “TWO-WAY STAR” が、ロイヤルズ打線相手に11奪三振の「三振SHOW」を見せてくれた。

 

 

初回を3者連続三振で切り取った大谷は3回には初安打を許したが、次打者ニコラス・ロペスの投ゴロをあえて捕らずにスルーしてショートのザック・ネトに任せる遊ゴロ併殺に仕留めたプレーは、この試合のハイライトだった。

 

終盤にも見せ場はあった。大谷はカーブを配給に混ぜて組み立て6回から7回の6者連続を含む11三振を奪った。

 

7イニングでピッチカウント102球(ストライク66)、被安打2、与四球2の無失点で今季の防御率を0.86から0.64にアップさせた。


相手が最下位のロイヤルズだったが危なげない圧巻の投球内容で2桁奪三振は2022年以降12度目。


開幕から5先発で雨による降板の全試合を除いて全てクオリティースタート。

 

大谷翔平2023年4月21日

 

MLB公式サイトのラングス記者が「大谷の驚異的な開幕5先発に関する5つの事実」を紹介している。それによれば

 

① 2022年以降12度の2ケタ奪三振MLB最多

 

② 開幕5先発の被打率.092は歴代1位


③ 開幕5先発の被安打8本は歴代最少


④ 開幕5先発の被長打率.115は歴代1位

 

⑤ 9先発連続被安打3以下は歴代2位

 

 

これ以外にも主砲トラウトを休ませて予定通り大谷で初戦を勝ったのは大きいだろう。


初バッテリーを組んだウォラック捕手は大柄で的が大きくて投げやすそうだった。エンゼルス3番手のホセ・キハーダが4セーブ目。

 

 

打者では空振り三振、センターフライ、セカンドゴロ併殺打だったが、第4打席には16打席ぶりにセンター前ヒットを記録している。これで今季の成績は打率.268、本塁打4、出塁率.358、OPS.823。


大谷で勝って10勝10敗の5割に戻したエンゼルス。好調の首位レンジャーズとは2.5ゲーム差の地区2位タイ。

 

ポストシーズンを争えるチームであることが大谷翔平を引き留める最低条件。それを考えると、ロイヤルズと次のアスレチックス戦では貯金を作って、まずは4月の勝ち越しを狙いたいところだ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。