MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ブレーブスが地区5連覇 フィリーズも11年ぶりのポストシーズン進出

 

最後まで地区優勝が決まっていなかったナショナルリーグ東部地区はアトランタ・ブレーブスが最大10.5ゲーム差を追い上げて地区5連覇を飾った。

 

これで有利なプレーオフの第2シード権を獲得。21世紀初のワールドシリーズ連覇に向けて準備が整った。

 

MLB2022 ブレーブス5連覇

 

アンソポロスGMの功績?

 

現地6月1日の時点でメッツに10.5ゲーム差をつけられるなど序盤は苦しいシーズンを送っていたが、7月に14勝9敗と勝ち越し、8月は7連勝を挟んで17勝10敗と大きく勝ち越した。

 

 

 

 

ブレーブスは勝負どころの9月も8連勝するなど最後は首位を独走していたメッツとの直接対決3連勝で5連覇に王手をかけた。

 

若手も台頭、補強も成功した実のあるシーズン

 

ブレーブスの今季は、主軸のフリーマンをFAで放出したが、代わりに獲得した28歳のマット・オルソン一塁手は33本塁打でチームトップの101打点をマーク。

 

ルーキーのマイケル・ハリス2世外野手も月間最優秀新人賞を3か月間で受賞。

 

投手では2年目だがルーキーカテゴリーのスペンサー・ストライダが31試合20先発で11勝5敗、防御率2.67と先発ローテーションに定着した。

 

 

チーム内の新旧ケミストリーも上手くいって新たに加わった戦力が来季以降も期待できるような活躍を見せた。

 

また、夏のトレードで獲得したライセル・イグレシアスが28試合に登板して防御率0.34と新天地で覚醒。昨年同様、補強もプラスに出た大逆転の地区優勝だった。

 

地区5連覇は、2017年11月に就任したギリシャ系カナダ人のアレックス・アンソポロスGMの功績かもしれない。

 

今季もダメだったメッツだが100勝に到達

 

2位が確定したメッツは、今季もブレーブスの下位に甘んじる結果に終わったが、今季は昨年の77勝から100勝まで勝利数を積み上げており6年ぶりのプレーオフ進出も決まった。

 

昨日には、ナショナルリーグワイルドカードの最後の枠を争っていたNL東部地区3位のフィリーズも11年ぶりにポストシーズン進出を決めている。