MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB2020順位予想】地区別では秋山のレッズなどが優勝候補に

スプリングトレーニングを前に恒例のBP「PECOTA」システムによる6地区の順位予想並びにチーム別の勝敗予想が公開された。

 

PECOTAによる各地区の予想

Based on the PECOTA system, these are the project 2019 MLB Standings

 

 

アメリカン・リーグ

 

【東部地区】

1位 ヤンキース(99勝63敗)

2位 レイズ(87勝75敗)

3位 レッドソックス(85勝77敗)

4位 ブルージェイズ(77勝85敗)

5位 オリオールズ(63勝99敗)

 

19年の最終順位と同じ結果が出ている。ヤンキースは昨年も95勝の予想から最終103勝まで積み上げた。レイズは昨年86勝のよそうだったが10勝プラスの96勝でワイルドカードでプレイオフに進出した。「サイン盗み」が発覚したレッドソックスはベッツ、プライスを放出した戦力ダウンで3位の予想。この地区は筒香、山口所属のブルージェイズに注目したい。

 

【中部地区】

1位 ツインズ(93勝69敗)

2位 インディアンス(86勝76敗)

3位 ホワイトソックス(83勝79敗)

4位 タイガース(69勝93敗)

5位 ロイヤルズ(68勝94敗)

 

積極補強のホワイトソックスは残念ながら3位予想。それでも昨年の72勝89敗から今季は83勝79敗と勝ち越しを予想している。前田が移籍したツインズが1位予想。ツインズは81勝81敗の予想から20勝を上積みして101勝のシーズンを飾った。インディアンスと2強になる予想だ。

 

【西部地区】

1位 アストロズ(98勝64敗)

2位 エンゼルス(87勝75敗)

3位 アスレチックス(85勝77敗)

4位 レンジャーズ(73勝89敗)

5位 マリナーズ(66勝96敗)

 

「サイン盗み」のスキャンダルに揺れたアストロズだが、相変わらず評価が高い。ゲリット・コールを失い波乱が起こりそうな予感がする。レンジャーズの予想が低すぎる気がする。新球場の完成とコーリー・クルーバーなど先発ローテを3人入れ替えたので、アストロズエンゼルス、レンジャーズの三つ巴の展開は楽観的過ぎるだろうか。ただ、2位予想のエンゼルスは昨年も2位予想だったが、後半失速して最終4位だった。レンドンのインパクト、大谷の活躍、マドン監督の采配などで昨年の二の舞は踏みたくない。

 

 

ナショナル・リーグ

 

【東部地区】

1位 メッツ(88勝74敗)

2位 ナショナルズ(87勝75敗)

3位 ブレーブス(83勝79敗)

4位 フィリーズ(77勝85敗)

5位 マーリンズ(71勝91敗)

 

昨年はナショナルズを1位に4位予想のブレーブスまで4ゲーム差という混戦予想だった。結果はブレーブスが優勝、2位ナッツ、3位メッツ、4位フィリーズだった。今季は3チームによる覇権争いを予想している。

 

【中部地区】

1位 レッズ(86勝76敗)

2位 カブス(85勝77敗)

3位 カージナルス(80勝82敗)

4位 ブルワーズ(79勝83敗)

5位 パイレーツ(70勝92敗)

 

カブスがこの数年台頭して、この地区はもっとも予想が立てにくい戦国モードが続いている。秋山が移籍したレッズの評価が昨年の81勝81敗の予想からややアップしている。レッズは最終75勝87敗だった。

 

【西部地区】

1位 ドジャース(103勝59敗)

2位 パドレス(79勝83敗)

3位 ダイヤモンドバックス(79勝83敗)

4位 ロッキーズ(77勝85敗)

5位 ジャイアンツ(68勝94敗)

 

ドジャースの8連覇を予想している。投手力はリュ・ヒョンジン、前田健太などが抜けて確実にダウンしているが、追いかけるチームがいない状態だ。パドレスが昨年最下位の位置から予想では2位だが、投手力の補強はインパクトのあるものでもなく、むしろバムガーナーをエースとして迎え入れたダイヤモンドバックスのほうが上に来そうな気がする。