地区優勝が決まっていないナショナルリーグ(NL)東部地区の首位決戦GAME3は10月2日、2連勝中のブレーブスが5対3でメッツを破り3連戦をスイープして優勝マジック「1」が点灯。地区5連覇に王手をかけた。
MLB2022
ブレーブス5連覇にマジック1点灯
今季最後の首位決戦GAME3は、ブレーブスの本拠地で開催されブレーブスがチャーリー・モートン、メッツがクリス・バシットの先発でスタート。
先制点を与えたくない連敗中のメッツだったが、1回裏に早くもダンズビー・スワンソンがに3試合連続の25号ソロを浴びる。
しかし、直後に6番ダニエル・ボーゲルバックの18号ソロで同点に追いつくと3回にも3番ジェフ・マクニールの8号ソロで逆転。そこから3連打で1点を追加して執念の反撃。
ただし、先発のバシットが3回裏に四球を連発して3失点と崩れてあえなく降板。ブレーブスのモートンも9安打を浴びて5回途中3失点で降板。試合は短期決戦のようなブルペン勝負になった。
こうなると短期決戦での勝ち方を知っている昨年のワールドシリーズ覇者のブレーブスのほうが有利。
5回途中からは、ブルペン陣をつぎ込んで7回をライセル・イグレシアス、8回をA.J.ミンター、最後は守護神ケンリー・ジャンセンという必勝リレーでメッツ打線を黙らせた。
結局、乱打戦からブルペン勝負の投手戦という展開で、11安打のメッツが5安打のブレーブスに完敗した。
BRAVES SWEEP THE METS 🧹
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) October 3, 2022
Magic number to clinch the NL East: 1⃣ pic.twitter.com/KqqEtbt85o
ブレーブスは100勝目。残り3試合でメッツとは2ゲーム差。直接対決でも10勝9敗で勝ち越しているためマジック1が点灯。東部地区の5連覇に王手をかけた。
昨季もレギュラーシーズンを優位に進めながらも、最後は負け越して3位に転落したメッツだが、今季も苦汁をなめる結果に終わりそうでメッツファンのため息が聞こえてきそうだ。
This is how Braves-Mets happened pic.twitter.com/FVfHL2jcZi
— Talkin’ Baseball (@TalkinBaseball_) October 3, 2022
まだまだ優勝の可能性も残るが、今季は昨年の77勝から98勝まで勝利数を積み上げており、ポストシーズン進出は決めている。 このまま推移すると第3シードのカージナルスとワイルドカードで対戦する。
ちなみにメッツはカージナルスよりも勝率では上回っている。
現地3日、メッツ対ナショナルズ戦は天候不良のため中止になかったが、ブレーブスは敵地マイアミ(フロリダ州)でマーリンズに0対4で敗れて5年連続の地区優勝はおあずけとなった。
フィリーズが11年ぶりのポストシーズン進出
また、ナショナルリーグでワイルドカードの最後の枠を争っていた中部地区2位のブリュワーズも延長10回の末にダイヤモンドバックスを退けて85勝75敗としたが、東部地区フィリーズはブリュワーズに直接対決で4勝2敗と勝ち越しており、残り2試合を終えて同率で並んでも上位となるためにフィリーズの11シーズンぶりのプレーオフ進出が決まった。