MLB メジャーリーグ物語

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大谷翔平、2戦連発の39号ホームランでチームを勝利に導く

 

大谷翔平が2戦連発の39号ホームランをマーク。フレディ・フリーマンが不在の打線で強烈な存在感を放ちチームを勝利に導いた。

 

大谷翔平NEWS  

 



 

大谷は定位置の「1番・指名打者」でスタメン出場し、第1打席は空振り三振。3回の第2打席はサードフライに倒れたものの5回の第3打席でカージナルス先発右腕ソニー・グレイの初球のカーブを上手く捉え、ライト側後方にある敵軍ブルペンへ先制弾を運んだ。

 

弾丸ライナーだったので一瞬分からなかった。昨日の38号と同じような場所だ。飛距離396フィート(121メートル)、打球速度113.5マイル(約182.7キロ)、角度22度のライナーの低空弾だった。

 

 

 

 

 

 

この時点で2位につけているブレーブスのマーセル・オズナとのホームラン数を3本差に広げている。また、2年連続通算3回目となるシーズン40号に王手をかけた。

 

そして、メジャー史上6人目の「40-40」というマイルストーンに驚くほど速いスピードで到達しそうな勢いだ。これまでの「40-40」はアルフォンソ・ソリアーノ(2006年)の148試合目が最速だった。

 

大谷の8月はアベレージが上がらないだけで、そんな状態でもホームラン数で大台にリーチをかけ、打てないときは足でチームに貢献している。

 

フリーマンが前日、一塁ゴロを捕球した際に右手中指を痛めた影響でこの日の先発から外れた。負傷者が多い苦しいチーム状況の中、大谷がチームをけん引している。

 

この試合では、前回登板で今季初勝利を飾ったレジェンド左腕クレイトン・カーショウが、わずか70球で6イニングを投げ切る快投。

 

6回裏には連打を浴びて無死1、2塁のピンチを背負ったが、1番メイシン・ウィンをセンターフライ、2番ウィルソン・コントレラスをサードゴロ併殺打に仕留める粘り強いピッチング。今季2勝目を手中にした。故障明けという事で70球という早目の降板だった。

 

その後は3番手のダニエル・ハドソンが8回にラーズ・ヌートバーの8号ソロで1点を失ったが、4番手のマイケル・コペックが1点リードを守り切り、2対1で勝利。コペックが11セーブ目をマークした。

 

パドレスが2ゲーム差まで猛追してきた中での勝ち越しは大きな1勝のように感じたが、ドジャースの勝利よりも個人的には史上6人目の「40-40」の達成を期待する。

 

来季以降は「投手」のため盗塁数は大きく減るだろう。それだけに、歴史に名を刻む偉業を一日も早く達成してほしい。