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《球団人事》メッツは42歳のカルロス・ベルトランが新監督に就任

 

メッツの新監督にカルロス・ベルトランが就任することが正式に発表された。

 

 

球団人事

 

 

メッツの新監督には、ジョー・ジラルディ(フィリーズの監督に就任)、エドゥアルド・ペレス、ティム・ボガー、デレク・シェルトンらが候補に挙がっていたが、42歳のベルトランは、クラブハウス等でのそのリーダーシップを高く評価され、監督就任を希望する声が高まっていた。

 

メッツCEOのジェフ・ウィルポンは「彼がチームに戻ってきてくれることについて、我々はとてもワクワクしているし、きっと我々の熱狂的なファンたちも同じだと思う」と語り、ベルトランの監督就任を歓迎した。

 

 

 

監督経験は初めてだが、引退後は、ヤンキースで特別アドバイザーを務めていたベルトラン。当時キャッシュマンGMも「ありとあらゆる能力がある」と絶賛。若き42歳の手腕に期待したい。

 

アストロズ時代の同僚であるカルロス・コレアが「彼は素晴らしい監督になると思うよ。彼が監督になれば、クラブハウスの雰囲気が一変すると思う。彼は若い選手たちに野球への取り組み方など様々なことを教えてくれる」とコメントしている。

 

ベルトランはプエルトリコ出身。 メッツ史上初のラテンアメリカ出身の監督。契約期間は3年で、4年目は球団側に選択権のあるオプションとなっている。

 

プエルトリコ出身としては、レッドソックスのアレックス・コーラ監督、ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督、そして今季のワールドシリーズを制したナショナルズのデーブ・マルティネス監督らに次いで、現状では4人目のメジャー監督となる。

 

 

カルロス・ベルトラン

 

1995年 ドラフト2巡目(全体49位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名。1999年のアメリカンリーグ新人王。現役時代は7球団に在籍。メッツには2005年から2011年まで在籍。20年間の現役で打率.279、435本塁打、1587打点、312盗塁を記録。 中堅手部門でフィールディング・バイブル・アワードを 2回受賞(2006年、2008年)。オールスター選出9回。