18日(日本時間19日)、メッツの新監督にバック・ショウォルター氏が就任することが正式に決まった。契約は3年契約。
Buck Showalter has 3 year deal to manage Mets
— Jon Heyman (@JonHeyman) December 18, 2021
メッツの監督人事
ショウォルター氏はヤンキース傘下のマイナー球団監督として360勝207敗を記録。1990年から1991年にかけてヤンキースのコーチを務め、内部昇格で1991年10月にヤンキース第32代監督に就任した。
アメリカ野球殿堂入りを果たしたジョー・トーリ氏の前任監督になるが、後に「Core 4(コア・フォー)」と呼ばれるデレク・ジーターはじめ、ホルヘ・ポサーダ、マリアーノ・リベラ、アンディ・ペティットらをデビューさせ90年代にヤンキース黄金期の礎を築いた。
MLB公式サイトによると、このヤンキースでのキャリアが決め手になったという。
その後は、ダイヤモンドバックス、レンジャーズ、オリオールズで、通算20年間指揮を執った。20年間の監督歴で通算1551勝1517敗。
個人的にはイチロー氏が所属していたマリナーズと対戦していた頃のレンジャーズ監督のイメージが強いが、ヤンキース監督時代の1994年とレンジャーズ監督時代の2004年、オリーオールズ監督時代の2014年の計3回「最優秀監督賞」を受賞している。
規律を重視するタイプからだろうか、選手達には必ずしも歓迎されていないようで米月刊誌「スポーツ・イラストレイテッド」が現役選手を対象にしたアンケートの「メジャー最悪の監督は誰か?」では、2005年はワーストタイ(450人中13%)、2006年はワースト2位で470人中15%の選手がショーウォルターの名前を挙げたという。
先に挙げたヤンキースの4人以外にも日刊スポーツの記事では、オリオールズ時代の上原浩治氏(現日刊スポーツ評論家)を救援投手として起用。これが、上原氏にとって、その後の活躍の転機となった。
昨年から新オーナーに代わったメッツは、大型補強で戦力も充実してきたが、ベテラン39歳ののロビンソン・カノから28歳のフランシスコ・リンドーアまでの戦力をどう生かしていくのか、今後の展開に期待したい。
Welcome (back) to New York, Buck Showalter! 🗽 pic.twitter.com/JA2xcRwN2z
— SNY Mets (@SNY_Mets) December 18, 2021