MLBトレード情報
メッツとインディアンスのトレードが成立
ニューヨーク・メッツとクリーブランド・インディアンスの6人の選手が異動する大型トレードが成立した。
このトレードでは、インディアンスのスター遊撃手フランシスコ・リンドーアと先発右腕カルロス・カラスコ投手がメッツへ移籍。
We have acquired INF Andrés Giménez, INF Amed Rosario, OF Isaiah Greene and RHP Josh Wolf from the New York Mets in exchange for SS Francisco Lindor and RHP Carlos Carrasco. pic.twitter.com/MhxvJR2QuF
— Cleveland Indians (@Indians) January 7, 2021
一方、インディアンスへはアンドレス・ヒメネス、アーメッド・ロザリオの両内野手とイサイアー・グリーン外野手、ジョシュ・ウォルフ投手が移籍する。
Welcome to New York! 🍎
We’ve acquired Francisco Lindor and Carlos Carrasco. #LGMhttps://t.co/Bc0fICHUKn
— New York Mets (@Mets) January 7, 2021
リンドーアの獲得はインパクト大
インディアンスのショートストップ、フランシスコ・リンドーアに関しては、21年シーズン終了後にフリーエージェントになることから毎年、オフになると移籍報道で話題になっていた。
今オフも「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールなどが、開幕時には別のチームのユニフォームを着ていると予想。
Cleveland, strapped for money, intend to trade All-Star shortstop Francisco Lindor by opening day, several rival teams have been informed. Lindor earned $17.5 million last season and is projected to earn about $21 million in salary arbitration in his final year before free agency
— Bob Nightengale (@BNightengale) November 5, 2020
スモール・バジェット(低予算)のインディアンスが、この若きスーパースターを引き留めることは困難で、引き受け先を模索していた。
リンドーアの魅力は?
リンドーアは、17年から19年まで3年連続30本塁打達成。26歳の若さで既にオールスターゲームに4度、GG賞にも2度選出されたインディアンスが誇る人気選手。
今季は60試合にフル出場、打率.258、6本塁打、OPS.750だったが、通算ではメジャーキャリア6年間で打率.285、138本塁打、99盗塁、出塁率.346、長打率.488、OPS.833、rWAR28.4、OPS+117という遊撃手としてはハイアベレージを残している。
インディアンスも「想い出をありがとう」というメッセージをツイートしている。
"Night in, night out. Day in, day out."
Thank you for the memories, Francisco. ❤️ pic.twitter.com/r16OzZCsDh
— Cleveland Indians (@Indians) January 7, 2021
若さとスピードを兼ね備えた打てるミドルインフィルダーというのが最大の魅力だが、彼の移籍先を予想する記事が「MLB TradeRumors」でも掲載され、それによるとヤンキース、メッツ、エンゼルスなど10を超える球団が彼に関心を示していた。
メッツは24歳と22歳の遊撃手を差し出した
メッツが、そのスーパースターを獲得するために差し出した交換要員が凄い。
球団の所有者がウィルポンからスティーブ・コーエンに代わったメッツは、積極的なオフシーズンを新オーナー自らが公言。人気選手リンドーアの獲得は新しいチームの話題になることは間違いない。
ただ、チームには24歳のアーメッド・ロザリオと22歳のアンドレス・ヒメネスがいるために可能性は薄いと考えられたが、リンドーアとベテラン先発右腕カルロス・カラスコ投手とのトレードに2人の若手遊撃手を差し出した。