MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLB2020-21年オフ FA市場に残っている先発投手は?

フリーエージェント(FA)市場に残っている先発投手たち

 

スローな展開が続くメジャーのストーブリーグ。FA市場には20年サイ・ヤング賞トレバー・バウアーヤンキースからFAの田中将大リック・ポーセロ、ジェームズ・パクストン。ベテランでは、ジョン・レスター、J.A.ハップ、タイラー・アンダーソンなどの左腕投手とアダム・ウェインライトらが残っている。

 

MLBは全体で約31億ドル(約3224億円)を失い、平均すると各球団は1億ドル(約104億円)以上の減収になる。

 

そうした状況を反映してか今オフのFA選手で年俸1000万ドル(約10億円)以上の契約を手にしたのはチャーリー・モートン投手アトランタ・ブレーブスと1年1500万ドル)、ドリュー・スマイリー投手ブレーブスと1年1100万ドル)、ジェームズ・マキャン捕手ニューヨーク・メッツと4年総額4060万ドル)の3選手だけだ。

 

 

菅野は巨人に残留

ポスティング制度を利用してメジャーリーグ球団への移籍にチャレンジしていた菅野智之、日本時間1月8日午前7時にメジャーリーグ球団との交渉期限を迎えたが、契約合意には至らなかった。

 

詳細は明かされていないが、一部の報道では巨人から年俸1000万ドルちかい好条件を提示されたようだ。これにはオプトアウトして来季もメジャー挑戦できる条項が盛り込まれているという。

 

NPBからMLBへのポスティング不成立は先月の西川遥輝外野手以来、9人目(10度目)となった。

 

 

 

 

契約が決まったFA先発投手

氏名(年齢)契約先 契約内容他

 

マーカス・ストローマン(30)メッツに残留 1年1890万ドル

ケビン・ゴーズマン(29)ジャイアンツに残留 1年1890万ドル

チャーリー・モートン(37)ブレーブス 1年1500万ドル

ドリュー・スマイリー(32)ブレーブス 1年1100万ドル

ロビー・レイ(29)ブルージェイズ 1年800万ドル

クリス・フレクセン(26)マリナーズ 2年475万ドル

マイク・マイナー(33)ロイヤルズ 2年1800万ドル

マイケル・ワカ(29)レイズ 1年300万ドル

ホゼ・ウレーニャ(29) 1年325万ドル

アンソニー・デスクラファニー(31) 1年600万ドル

アービン・サンタナ(38) マイナー契約

ジミー・ネルソン(32)ドジャース マイナー契約

 

 

クリス・フレクセンは26歳右腕。20年はKBO斗山ベアーズで21試合に先発出場し8勝4敗、防御率3.01、FIP2.74だった。メジャーではメッツで27試合(先発11試合)で3勝11敗。

 

ストローマンとゴーズマンはクオリファイングオファーを受託した。結果的には正解だったかもしれない。