メッツが今オフも次々とインパクトのある補強を展開している。この記事を書いている間にも次の契約が決まるかもしれないが、今回はメッツにスポットを当てて、その一部を紹介したい。時系列で前後する場合もあるが、そこはご了承いただきたい。
MLB移籍情報
主軸外野手ブランドン・ニモの残留決定!
メッツが現地8日(日本時間9日)、FAとなっていたブランドン・ニモ外野手と8年総額1億6200万ドルで再契約に成功し、主軸外野手の残留が決まった。
さらに、フィリーズからFAとなっていた37歳の救援右腕デービッド・ロバートソンと1年1000万ドルで契約に合意したと複数の米メディアが伝えた。
メッツは、オフの早い段階でクローザーのエドウィン・ディアスと5年総額1億200万ドルで再契約しているので、若いブルペン陣にベテランを追加して少しは充実した。
メッツは今オフ、マックス・シャーザーと共にエース格だったジェイコブ・デグロムがFAになり、クオリファイングオファー(QO)を提示したが、拒否されFAに。そのデグロムはレンジャーズと契約し、メッツの引き留めは失敗に終わった。
デグロムだけではなくクリス・バシットやタイファン・ウォーカーら2022年シーズンの先発ローテーションを支えた投手たちがFAでチームを離れたメッツ。
そこで狙ったのが、トミー・ジョン手術から見事に復活した40歳のジャスティン・バーランダー。その契約は球界最高年俸のシャーザーと並ぶ約4333万ドルだった。こうしてシャーザーとバーランダーの旧タイガースコンビが復活した。
さらに、左腕のホセ・キンタナとも契約。着々とFAで瓦解した先発ローテーションの再構築を進めている。
次は千賀滉大もターゲット?
そして、ソフトバンクからメジャー移籍を目指す日本を代表する右腕である千賀滉大投手にターゲットを絞っているとの噂もある。
A number of teams have serious interest in Kodai Senga, but sources say the Mets are among those highest on him. Senga has no posting fee/draft pick compensation, is said to want a big market and a win-now team. Joining a rotation with Scherzer/Verlander would certainly qualify.
— Mark Feinsand (@Feinsand) December 7, 2022
千賀に関しては、国際FAでの移籍のためポスティング料もかからないし、デグロムを獲得したレンジャーズのようにドラフト指名権の譲渡なども発生しない。
米野球データサイト「ファングラフス」の予想では4年総額6000万ドルの契約で、年平均1500万ドル。これぐらいの金額だと出せる球団は複数あり、パドレス、レンジャーズ、レッドソックスの名前も挙がっている。
メッツの同地区には、強豪のブレーブスや今季ワイルドカードからナショナルリーグを制したフィリーズら強力なライバルがしのぎを削る群雄割拠の状態で、来季のペナントレースが面白くなってきた。
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